沖縄そばを食べた夜、日が落ちた時間帯に外を歩いていたら街灯の下でなにやらモゾモゾ動いていた。見ると・・・これは、タイワンカブトムシだ!
なぜか無意識に駆け寄って捕まえていた。男ならこの自然な行動と抑えがたい興奮が分かるはず。だって、(たとえ害虫だろうと)カブトムシなんだから・・・。
虫カゴの上でモゾモゾ動くタイワンカブトムシ。実はこの日まで知らなかったんですがサイカブトが正式名称なんでしょうか。また、害虫指定(外来生物)だったんですね。
椰子(ヤシ)の木、サトウキビやパイナップルを食い荒らすので農作物への被害が甚大だとは知らなかった。農家からは嫌われているみたいですが、子供の頃は捕まえて喜んでました。
ということでしばらく観察したら元いた場所へ戻しました。どうしても・・・駆除できなかった。それに、お腹が空いていたのか元気もなくて寒さで動けないようだったし。
サイのような角と戦車のような巨体を誇る害虫カブトムシ
最初は抵抗してジタバタ暴れたけれど、しばらくすると諦めたのか大人しくなったタイワンカブトムシ。いや、サイカブト。いや、害虫カブトムシ。
悪名高いカブトムシだけれど、つぶらな瞳は凶悪そうには見えない。が、脚の太くて短くて鋭い爪が悪っぽさをだしてる。
カメラ慣れしているのかジッと静止してくれるので撮影しやすかった。
怒らせたら突進してきそうな正面の顔。
動物のサイを間近で見たことがないけど、サイっぽいね。
そろそろ、帰してくんない?と訴えているようにも見えるタイワンカブトムシ。
いい加減、帰してくれよ・・・と懇願するようなタイワンカブトムシの表情。
翌朝、発見場所すぐ横の樹木に逃がしてあげました。
名残惜しいのかジッとして動かないタイワンカブトムシ。多分、自分の行動を後ろでみている小学生たちに捕まったかもしれないけれど、サヨウナラ。
追記:子どもたちに捕獲されて雑草やせんべいを与えられてた
案の定というか、タイワンカブトムシを逃がす様子を背後から眺めていた小学生たちが速攻で捕まえていた(笑)。
で、しばらく観察していたら、せんべい与えられていた(笑)。
なんだか表情が物悲しいタイワンカブトムシ。「せんべい」食ったらニュースになりそうだけど見向きもしない、足で蹴っ飛ばしてるし。
子どもたちが持っていた袋をみると結構高級そうな煎餅らしい・・・。
無事に故郷に帰れたのかは分かりませんが、子供に捕獲された昆虫の運命はだいたい決まっている・・・(汗)。