沖縄郷土料理の三枚肉煮付(豚の角煮・ラフテー)を作るレシピを紹介!泡盛や黒砂糖を使ってトロトロのプルプルに柔らかくせよ!

※記事内で紹介する作り方・レシピは我流であるため、レシピまとめサイト等の内容とは違う点が多い。もし参考にするならそれを承知の上で読んで欲しい。また、味の保証は一切しない(笑)。美味しいと思うけどね。

先日の3月29日(水曜日)、沖縄では「三枚肉の日」ということで、沖縄そばじょーぐーには沖縄そばを食べる口実になる!?嬉しい記念日だった。

3月29日「さんがつにじゅうくにち」、「さん」と「に、く」という語呂合わせ?で三枚肉の日だそう。食べる口実になるからちょっとうれしい(笑)。

公的には認定されていないようで(日本記念日協会のホームページにも載ってない)、本土では知られていない沖縄県のみの記念日らしい。その3/29が三枚肉の日だとウチナンチュでも知らない人のほうが多いけれど。

個人的には別に記念日なんて作らなくても食べたい時に食べたいだけ買って食べたい人が食べりゃいいのに、と思う。

沖縄県内なら近所のスーパーで普通に売ってるし。

三枚肉煮付けは、沖縄県ならスーパーで普通に売られている

三枚肉煮付けは、沖縄県ならスーパーで普通に売られている

ホーメル三枚肉煮付(300g)が、なんと!?

398円(税込み430円)!

このお値段、高い?それとも安い?かは人によって違う。が、一度でも作ったことある人なら、まあ妥当な価格だよね、と考えると思う

(自分の場合だと)三枚肉煮付(豚の角煮・ラフテー)を家庭で作ると早くても半日はかかるから。

※圧力鍋や電子レンジなどを活用するなど時短テクニック?を活用せずの場合。

作った後、毎回必ずこう思う。

「次は素直に買って食べよう(汗)」

と。

いつだったか、誰かに「豚の角煮とラフテーの違いってなに?」と聞かれて「アメリカ人とカナダ人みたいなもんじゃね?」と返したんだけど未だによく分からん(笑)。

そんなわけで(どんなw?)、豚の角煮・ラフテー(三枚肉煮付)の作り方やレシピを紹介する記事は多いけれど、その大変さを伝える内容がほぼない、というわけで自分が自宅で豚の角煮(三枚肉煮込)・ラフテーを作って紹介してみようと思った。

※あくまで料理人でもなんでもない素人の一般人が作った一例であり、プロからすると鼻で笑うような内容かもしれない。

で、作る前にそもそも沖縄県民にとって三枚肉煮付とは、ほぼラフテーだよね?で浸透してると思うんだけど、ウィキペディアで調べると、

ラフテーとは、沖縄県の郷土料理の1つで、皮付きの三枚肉またはヒサガー(皮付きのもも肉)を泡盛や醤油で甘辛く味付けした料理。いわゆる豚肉の角煮のことである。

琉球王朝時代からの保存食でもあり、1か月ほど保存がきく。中国料理の東坡肉と起源を同じくすると考えられており、東坡肉と同様に皮を剥がさずに豚肉を調理し、肉に皮が付いたまま食する。この点で鹿児島に伝わった、豚肉の皮を剥いで調理する角煮と異なる。

Wikipedia 「ラフテー」https://goo.gl/VR0ta4

はいはい、まあ大体同じ(笑)、でいいよね、というか、記事タイトルにレシピと書いてるんだから能書きはそれぐらいにしといて早作れ!と怒られそうだ。

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一般家庭で作られる沖縄郷土料理「三枚肉煮付(豚の角煮ラフテー)」の作り方・レシピを紹介するぞ!

まず、最初にやるべきことは豚肉をボイルせよ!これやんなきゃ始まらない!鍋にタップリの水を入れて茹でる作業から全ては始まるのだ!

豚肉の塊を数時間かけてグツグツ煮込み茹でる様子

豚肉の塊を数時間かけてグツグツ煮込み茹でる様子

豚肉(三枚肉)を約2時間、茹でこぼしアクやヌメリ、臭みを落とす(※母は玉ねぎを一玉入れたりしていた。その効果は不明)。

では、豚肉を茹でている間に作り方を紹介する。

「三枚肉煮込(豚の角煮・ラフテー)」の作り方レシピ

  1. 豚肉を茹でる(約2時間。何度か茹でこぼす)
  2. 好みのサイズに切って更に茹でる(約1時間)
  3. 調味料等で味付けして煮込む(弱火で約30分から1時間)

材料:豚肉、泡盛、黒糖、みりん、醤油

※厳密に必ずこうするべき!というものはないと思う。工程を入れ替えたり省いたり、材料が違ったり、作る人によって異なる。あくまでも自分の場合である。テーゲーでいいわけさ、テーゲー。沖縄方言で「いい塩梅(あんばい)」に。

と書いてるが、実は、、、ほぼ、大半を、安全ちゃんのレシピを真似ている(笑)。

安全ちゃんの肉食宇宙!

誰でも作れる!トロントロンな豚の角煮を食べよう

https://modernfart.jp/2010/06/7636/

最近更新ないなあ・・・

おっとっと、そんなこんなで約2時間が経過、する間に2,3回ほど豚肉を茹でこぼしを繰り返し、好みの大きさに切ることにする。

豚の三枚肉を牛乳パックまな板の上で好みの大きさに切る

豚の三枚肉を牛乳パックまな板の上で好みの大きさに切る

約2時間、茹でこぼした豚肉を好みのサイズに切り分けて再び煮込む(約30分から1時間)。

ここで牛乳パックまな板が活躍するわけだ。

ココだけの話、自分ちでは豚肉を切るために牛乳パックのリサイクル(再利用)がされているといっても過言ではない。たまーにタコわさ調理する時も使いけどね。

と、ここでレシピとはちょっと関係ない物体が登場(笑)。

前回の豚肉煮込みで使用した残り汁を冷凍保存していたので活用する

前回の豚肉煮込みで使用した残り汁を冷凍保存していたので活用する

「アキサミヨー!待ちくたびれすぎてマブイ落としたわけ!?マブイ、マブイ、うーてぃくーよー!!!」

※意味はウチナンチュしか分からん(笑)。作り方から脱線しすぎてページを閉じる人が増える頃だな。

上の写真の塊はなんだ!?と驚かないで欲しい。

その正体は、前回の豚肉煮込みを作る際に残った味付け残り汁を冷凍保存しておいたのだ。

ただ茹でるだけじゃなく、茹でながら味付けもしたいという怠けゴコロ、ではなく有効利用のために編み出したワザである。

鍋をガスコンロの火にかける

鍋をガスコンロの火にかける

ふぅ、かれこれ3時間は火をつけっぱなしでキッチンに張り付いている。豚の角煮作りに一番必要なのは忍耐力、なのかもしれない。

冷凍ブロックが少しずつ溶け始めた

冷凍ブロックが少しずつ溶け始めた

冷凍ブロックが少しずつ溶け始め、

グツグツ煮込むこと約1時間

グツグツ煮込むこと約1時間

グツグツ煮込むこと約1時間。この工程で味付けをしたほうが時間短縮にはなるよ。

※この工程は必要ないかもしれない。しかし、最後に紹介する結末を知っているから、少しでも心の負担を軽くするために行っている。

火を止めた鍋の中でユラユラ揺れる豚の角切り三枚肉

火を止めた鍋の中でユラユラ揺れる豚の角切り三枚肉

火を止めた鍋の中でユラユラ揺れる豚の角切り三枚肉を味見してみましょうかね。

肉の固さチェックのために味見してみる

肉の固さチェックのために味見してみる

箸で掴むと、まだ固さが若干残る感触グニグニの状態である。味は、やはり薄いというか、噛み続けると肉自体の味はするが物足りない。でも人によってはこの状態が好き、という人もまれにいる。

「だが、食べるにはまだ早い。」

さらに煮込んでプルプルのぷにぷに状態まで仕上げると、ラフテーと呼んでも怒られないんだろうと思う。

最後の仕上げに取り掛かる。

豚の角煮(ラフテー)を決定付ける最終工程を侮るな!泡盛、黒砂糖など調味料を加えてトドメを刺せー!!!

別の鍋に泡盛、醤油、みりん、黒砂糖を入れて味付け煮込みを開始する

別の鍋に泡盛、醤油、みりん、黒砂糖を入れて味付け煮込みを開始する

別の鍋(フライパンでも)に泡盛醤油みりん黒砂糖を入れ弱火にかける。

※あくまでも自分が作る場合。人によって材料は違う。

沖縄の一般家庭に常備!?されている普通の黒糖を使用する

沖縄の一般家庭に常備!?されている普通の黒糖を使用する

黒糖は一般に売られてるものを使っている。自分ちではレギュラーコーヒーに入れる豚の角煮作りに入れる、の2通りしか使わん。

10数年前に購入して保管しておいた泡盛(古酒クース)

10数年前に購入して保管しておいた泡盛(古酒クース)

泡盛は古酒を使ったけど、なんでもいいと思う。・・・ん?そうか!飲みながらホロ酔い状態で調理すれば長時間でも楽しめるかもな、、、ごめんウソ、危ないからやらないでくれ。

弱火で豚肉・三枚肉をグツグツ煮込む

弱火で豚肉・三枚肉をグツグツ煮込む

先程の豚角切り肉を加えて、弱火でグツグツ煮込む。右の色が付いた肉は数分煮込んだもの。

焦がさないように裏返しながら、水分が少なくなったら水を加えて約30分から1時間は煮込む。※追加するのは水でなく茹で汁を使ったりもする。

ひっくり返しながら煮込むこと約1時間が経過・・・

焦がさないよう裏表をひっくり返しながら約1時間煮込む

焦がさないよう裏表をひっくり返しながら約1時間煮込む

良い感じに染まってきたー!

※この時点からいつの間にか肉が減っている場合がある。実はそれ、、、視覚と嗅覚を刺激された味覚が、脳を騙しながら味見をしている可能性が大だ!一人で調理する場合は横で動画撮影しておくことをオススメする。無実の家族を犠牲にしないためにも。

煮込み終えたらすぐには食べず、味を染み込ませるため放置して冷ます

煮込み終えたらすぐには食べず、味を染み込ませるため放置して冷ます

さあ、煮込み終えたらいただきまーす!ではなく、放置して粗熱を取る。この冷える工程で味が染み込む(らしい、安全ちゃんによると)。

食べる直前に再び火にかけて温める

食べる直前に再び火にかけて温める

食べる直前に再び火にかけて温める

だってさ、熱々の肉をフーフーしながら食べたいじゃん?

炊きたての白いご飯の上に乗せて箸で割る瞬間の豚の角煮・ラフテー

炊きたての白いご飯の上に乗せて箸で割る瞬間の豚の角煮・ラフテー

プニプニだ(笑)!

炊きたての白いご飯の上に乗せ、箸で割る瞬間の豚の角煮・ラフテーは永久保存級の画像だ!

お箸で軽く摘むとポロッと崩れほどトロトロに柔らかくなっている

お箸で軽く摘むとポロッと崩れほどトロトロに柔らかくなっている

ぷるんぷるんだ(笑)!

お箸で軽く摘むとポロッと崩れほどトロトロに柔らかくなっているぞ!

お箸で軽く摘むとポロッと崩れほどトロトロに柔らかくなっている

お箸で軽く摘むとポロッと崩れほどトロトロに柔らかくなっている

サックサクやで(笑)!

箸を突き刺して割ると、ホロホロって感じで崩れていくぞ!

角煮・ラフテーに付いた調味料の汁がご飯に垂れて超絶美味くなる!

角煮・ラフテーに付いた調味料の汁がご飯に垂れて超絶美味くなる!

そして肉汁と混ざった調味料がご飯に垂れると、極上のメシに変身するんだなこれが。

沖縄そばに乗せてもいいし、こんがり焼いたパンに挟んでも、おにぎりの具にしても、そのまま晩酌で食べても(※からしを忘れずに)、なにをどうやったって旨いんだ。

というわけで終わるんだけど、作り方・レシピよりも無駄話がほとんどだった記事を最後まで読めたアナタなら、きっと美味しい三枚肉煮込(豚の角煮・ラフテー)が作れるはずだ。健闘を祈ってる。

あ、そうそう、他のレシピサイトなんかでは指摘していない一番重要なことを書いておかないといけない。

それは、翌日の脂の固まりを見ても決して罪悪感を感じないことなんだ。

冷めて固まった豚の脂・ラード

冷めて固まった豚の脂・ラード

「アキサミヨー!マブイ、マブイ、うーてぃくーよー!」

これ食ったんか?これがお腹の中に入ったんか?そりゃ太るわ(笑)とショックを受けるだろう。チョコレートのSNICKERSを食べた時も、これと似た罪悪感を感じるんだけど、大丈夫さ、

なにも見なかったことにすればいいよv(^o^)v~