徘徊高齢者を保護して110番通報したら、駆けつけた警察官に酔っぱらいのイタズラ電話と間違えられた。(※実話)

ある日の早朝、30分ほどのジョギングを終えて帰宅する途中の出来事。

(※実話)

「ハーッ、ハーッ、ふう~。今日のところはこれぐらいにしといてやるか」

ジョギングする男性(いらすとや)

ジョギングする男性(いらすとや)

残り徒歩30秒ほどで家に到着するという時、異変に気付いた。

「ん?」

どこからか、”何か”が聞こえる。

「んん?なんだろう、声?それとも音?」

歩きながら気付いたので

「どうせノラネコがゴミ袋でも漁ってんだろ」

と考え、歩き続けた。

が、”何か”が聞こえた方向へ視線を向けた次の瞬間、”何か”が視界に入った。

「んんん?」

その”何か”は、近所のアパートの駐車場にいた。

思わず立ち止まって、”何か”の方向へ首だけがグイーンと伸びた(鳥みたいに)。

「んんんん?」

目を凝らして”何か”が何なのかを理解しようとするが、薄暗くてよく分からない。

※この時、軽くパニクってる。

その”何か”が音?声?の発生源らしいが、まだ野良猫だろうと考えていた、、、が、ネコにしては、、、デカくね???

※パニックレベル?が急激に上昇し始めた。

頭の中では、

ほっとけ、どうせネコだ

いやいや、見るだけ見とけ

の2つの思考がせめぎ合い、”何か”の正体を知りたいという興味よりも、怖いと感じる恐怖が強くなった。

もしネコだったとしても、チラッと見てシッシッ!と追い払っても十数秒で済むしな、と”何か”の方へ近寄って行った。

そこはアパートの駐車場、住人のクルマが停めてあるアスファルト。

山や森に霧(もや)がかかるイラスト

山や森に霧(もや)がかかるイラスト

しかし、まだ夜が明けきらない時間帯で、薄暗くて”何か”がよく見えない。

数歩手前まで”何か”に歩み寄った時、ようやく”何か”の正体が判明した。

野良猫、、、ではなく、人間だった。

※しつこいが、実話だ。

お婆ちゃんが駐車場で倒れた場面に遭遇したら人間思考が止まる

まだ薄暗い早朝、アパートの駐車場で白髪のお婆ちゃんが仰向けに倒れている場面に遭遇したら、人間は思考が止まる。

「・・・!?」

凝視すること3,4秒ほど動けなくなり完全に思考が停止していた。

火災に遭遇した時のこともブログに書いたけど、突然目の前で起きたトラブルやハプニングに脳が反応しきれない。

えっとなんて言うんだっけこの現象?症状?パニックとも違うのかな、正常性バイアス?違うなあ。

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。 社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

Wikipedia https://goo.gl/BVX9Te

ハッ!ハウアウアウアー!と我に返り、慌てて駆け寄り、しゃがみ込んだ。

恥ずかしいが正直に書くと、自分はパニックに陥りオロオロしていた。

「あいえなー!オバーちゃん、オバーちゃん!ココで何してるの?誰かと一緒に来たの?一人ねえ?ココのアパートに住んでるの?痛いところある?怪我してないねえ?家族は?」

歳はどれぐらいだろう、90歳近いかもしれない。話しかける自分の顔をジッと見つめていたお婆ちゃんが放ったのは、

「タカシー、タカシーねえ?」

そして目を見開き、ガシッ!と自分の手首を握った。

「違う!自分はタカシーじゃない!」※心の声

自分の顔を見つめながらタカシーと叫びウンウン、ウンウンと頷くオバー。完全に自分をタカシーと勘違いしている。が、とにかく怪我している様子も、どこにも血が出ている様子はない。それに握力の強さから身体は大丈夫だと判断した。

そして、理解した。

自分の祖父祖母を見てきたから分かる、認知症だ。

徘徊するお婆さんのイラスト(認知症)

徘徊するお婆さんのイラスト(認知症)

こりゃいかん、徘徊高齢者に違いない、すぐ警察に電話しよう。

110番に通報、プルルルカチャ、「事件ですか事故ですか?」

「あのですね、外でお婆ちゃんが寝ていたんですよ、ええ、自分はジョギングした帰りに見つけたんですよ、ハイ。歳はどれぐらいだろう、90ぐらいかな、どこも怪我はしてないみたいです、ハイ。自分の名前ですか?(氏名を伝え)住所ですか?(住所を伝え)、ええ、その家のすぐ近くのアパートです、ええ、ハイ(アパートの位置を伝え)、」

電話をかけ終え、冷たい地面に仰向けになったお婆ちゃんを起き上がらせ、近くの花壇へ腰掛けてもらった。ジーッと自分の顔を眺めるお婆ちゃんが手を握って離さない。

それにしても、このアパート大丈夫か?

パトカー到着までの間、周辺の住民が誰も来なかった。

高齢者が声を張り上げるの聞いたことある?

知らない人もいるだろうが、デカイ。

高齢者施設に勤める人は常識だろうけど、デカイわけよ。

でもね、それなのに、お婆ちゃんが倒れていたアパートの住人が誰も出てこない。それに関してもゾッとした。絶対に聞こえてるだろ?って。

と周囲をキョロキョロ見ていたら、アパートの住人がゴミ袋を手に降りてきた。

「すみません、こちらのお婆ちゃん知ってますか?アパートの住人ですか?」

すると、

「あ、いえ分からないです、あの、子どもが起きてくるので、、、、」

と足早に階段を上っていってしまった。

どう考えてもあの状況は身元不明の高齢者を保護した早朝ジョギングの人にしか見えなかったはずなのに、「あいえなーヒジュルーやっさー(怒)!」って思った。

※沖縄方言で冷たい。

あと今思い返して怖かったのが、自分の名前、ケータイ番号で家の住所やら何やらが全て警察に把握されてることにもゾッとした(笑)。交通違反時に指紋も取られてるから立ち小便すらできんぞこりゃ、ツタヤでエッチなのもウカツに借りれんなあ(借りてるけど)、と思った・・・って、どうでもいい情報だ。

時間にしてどれぐらいだろうか、7,8分ほどしてパトカーが到着した。

「ホッ、あとは警察にまかせれば一安心だな」

と思ったら再びハプニングが襲いかかる!?

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善意の110番通報をイタズラ電話と勘違いした警察官!?

まず、この駆けつけたパトカーよ。臨機応変に対応せえや(激怒)!!!

お婆ちゃんを保護した場所に面する道路は一方通行で、その一方通行の終わり?というか別の道に交差する付近だったわけ。

なんと、律儀に一方通行守っとる(笑)!

こんな時ぐらい、しかも十数メートルぐらい、緊急事態なんだから逆走でも入ってこいよ!!!それに目で見たら分かるだろ!反対側から1台もクルマが来てないのを!人っ子一人歩いてないのに、一秒でも早く来て欲しいこんな時になにをチンタラ、、、ってやっぱダメ(笑)?

まーそれはいい!一方通行を守ったのはいいとして、、、

駆けつけた警察官の発言に耳を疑った(超激怒)!あと態度もムカついたぞ!

パトカーから一人の警察官が降りてきて自分が立っている場所に歩いて向かってきたわけ。この時も心の中では「小走りで来いや!」って思ってたけど大人しく待ってた。

花壇には植物が植えられて、ちょうど座っていたお婆ちゃんよりも高さがあった。で、警察官からは座っていたお婆ちゃんが見えず、立っていた自分だけが目視確認できたんだろう。

その警察官は歩きながら無線?イラストのマイクみたいのに向かって、

無線を使う警察官のイラスト(いらすとや)

無線を使う警察官のイラスト(いらすとや)

「えー、泥酔者が一名、ゴニョゴニョゴニョゴニョ」

ハッキリと聞こえたぞ。

はあ???

え?と呆れてしまった瞬間の表情

え?と呆れてしまった瞬間の表情

あ然としてしまった。

人っ子一人いない、クルマ一台も走っていない早朝、ちゃんと聞こえた。

”でいすいしゃ、いちめい”

って言ったな?

高齢者を発見、保護して110番通報した人を、酔っぱらい扱い。そのイタズラ電話だと思ったわけだな?言い訳はできんぞ!一滴の酒も飲んでいなかったから覚えとる(笑)!

まだ続くぞ。

数メートル手前まで歩いてきた警察官、ようやくお婆ちゃんが見える場所まで来て発した言葉が、

「あ!」

って(笑)。

あ!じゃねえだろが!!!

でもイタズラ電話をかけてきた酔っ払いが、高齢のお婆ちゃんと手を繋いでたよ!ってシーンに出くわしたシーンは想像すると驚くけど。

そこからは、巡査がおばあちゃんに話しかけて、名前やなんたらを聞いて、横で立っていた自分は役目を終えたと思って帰ろうとしたわけ。

そしたらさ、その警察官、自分の顔を見てぶっきらぼうに

『もう行ってですよ』

って一言(笑)。

※しつこいが、実話。

頭にカチンときて怒った表情

頭にカチンときて怒った表情

オレは容疑者か?「 ありがとね」の一言ぐらいあってもいいだろ?「いやー助かりましたよ、どもです。」でも構わんのに、それが

『もう行ってですよ』

高齢者を発見して保護して通報したら、

『もう行ってですよ』

ムッカーって怒りがこみ上げてきて、あの納得いかない切符事件が蘇ってきた。

凄い怒る人のイラスト(いらすとや)

凄い怒る人のイラスト(いらすとや)

ちょっとニコっと微笑んで「ありがとねー」でも十分なんだよ。それが「もう行っていいですよ」そりゃないよ。

その数分後、一方通行を守ったパトカーが駐車場に到着。運転していたもう一人の警察官が来て、その人は笑顔で「ありがとうねー」って言ってたけど、最初の巡査、アレはアカンぞ。

で、まだ終わらない(笑)。

帰宅してシャワーを浴びた。警察が到着して10分ほど経ったころだったか。お婆ちゃんがどうなったのか気になって見に行ったわけ。すぐ近くだし。

すると、お婆ちゃんの家族らしき?人が探しに来ていて無事発見?したようだった。一件落着っぽかったけど、発見者が目と鼻の先なんだからさ、あそこのウチの人が発見して通報したんですよ、とか伝えてもよさそうなのに、まあ別にお婆ちゃんが無事でだからよかったけど。

とにかく、朝っぱらからムカついた出来事だった。