メキシコの麻薬戦争を描いた犯罪小説「犬の力」、続編「ザ・カルテル」は死神の足音が聞こえ血の匂いがする。

沖縄そばを食べてないからブログのネタがない・・・どしよう・・・そうだ!読んだ本でも紹介して間を埋めとこう(笑)。タイミングよく面白い小説を発見したし。

ドン・ウィンズロウ

犬の力(いぬのちから) “The Power of the Dog”。

メキシコの麻薬戦争を描いたフィクション小説だけど、扱う事件は実際に起きたものを参考にしているそうだ。

犬の力 上 (角川文庫)
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メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼婦への道を歩む美貌の不良学生ノーラに、やがて無慈悲な殺し屋となるヘルズ・キッチン育ちの若者カラン。彼らが好むと好まざるとにかかわらず放り込まれるのは、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争。米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が交錯し、物語は疾走を始める―。

読み終わった後、背中にベットリ汗をかきシャワーを浴びたくなる犯罪小説。

後頭部に銃を突きつけられるようにページをめくる、

紙からなぜか血の匂いがする、

脳内で死神が近づいてくる足音が聞こえる、

時限爆弾の起爆装置、秒針のチッチッチッが次第に大きくなる。

犬の力 下 (角川文庫)
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熾烈を極める麻薬戦争。もはや正義は存在せず、怨念と年月だけが積み重なる。叔父の権力が弱まる中でバレーラ兄弟は麻薬カルテルの頂点へと危険な階段を上がり、カランもその一役を担う。アート・ケラーはアダン・バレーラの愛人となったノーラと接触。バレーラ兄弟との因縁に終止符を打つチャンスをうかがう。血塗られた抗争の果てに微笑むのは誰か―。稀代の物語作家ウィンズロウ、面目躍如の傑作長編。

あらゆる描写が生々しい。けど止められなくなる、麻薬中毒じゃなく読書中毒症状か。

主人公よりも悪役の(というか誰が正義で誰が悪か分からなくなる、いや全員悪か?)魅力に引き込まれる。

予想もしない展開が続くけど、この感じはハラハラ・ドキドキじゃない、始まりから終わりまで心臓が脈打つような、ドクドク、ドクドク。

上下巻それぞれ500ページの長さを感じさせない。

あとがきだったかな、ロバート・デ・ニーロが俳優人生の最後にマフィア役をやるなら犬の力だとか書かれていた。バレーラ兄弟の叔父役かな。アートケラーをディカプリオが演じるらしい。

リドリー・スコット監督、ディカプリオ主演でウィンズロウ「犬の力」

http://eiga.com/news/20150730/16/

って、あれ?・・・ええ!? まだ映画化されてないのか?

てっきり映画ボーダーラインの原作が犬の力だとばっかり。

ボーダーライン紹介動画↓※ネタバレなし

主人公FBI捜査官ケイトを演じるのはエミリー・ブラント。これまた続編が出るらしい映画プラダを着た悪魔でアシスタント役だったけど体を張ったアクション系もいいね。

映画のトーン、色、重くてドス黒い感じが似ていたけど違ったのか。

フーッ、ハーッ。深呼吸と溜め息。

犬の力(上・下)を読み終わってホッとした翌日、続編があることを知った(笑)マジか。

ザ・カルテル。

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メキシコ麻薬戦争を描いたクライム・ノヴェル「犬の力」の続編「ザ・カルテル」が超弩級の犯罪小説だった!

「犬の力」、その続編「ザ・カルテル」、どちらも読んでる時ず~っと脳内で音がしていた。

どんな音か例えられなかったけど、ピッタリな音を発見↓

(原題: Sicario ※スペイン語で『殺し屋』)

邦題はボーダーラインだった映画の続編・パート2。

死が近寄ってくるような、麻薬に音があるとしたら↑なんだろうなって感じ。

凄惨さが増してる(笑)、そして規模が、スケールがデカくなっている。

ザ・カルテル (上) (角川文庫)
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麻薬王アダン・バレーラが脱獄した。30年にわたる血と暴力の果てにもぎとった静寂も束の間、身を潜めるDEA捜査官アート・ケラーの首には法外な賞金が賭けられた。玉座に返り咲いた麻薬王は、血なまぐさい抗争を続けるカルテルをまとめあげるべく動きはじめる。一方、アメリカもバレーラを徹底撲滅すべく精鋭部隊を送り込み、壮絶な闘いの幕が上がる―数奇な運命に導かれた2人の宿命の対決、再び。『犬の力』、待望の続篇。

翻訳が「犬の力」の東江一紀から「ザ・カルテル」は峯村利哉に変わって少し読みづらいかな、と感じたけど十数ページも読み進めると気にならなくなった。

amazonのレビューでは犬の力に劣るみたいな低評価の口コミもあったけど、そんなことはない。こんな犯罪小説、読んだことない。読書もそんなにしないけど(笑)。

ザ・カルテル (下) (角川文庫)
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捜査陣の中に、裏切り者がいる。選び抜かれたメンバーの誰が?密かに調査を進めたケラーは、驚愕の事実に対峙する。そんな中、バレーラが次なる狙いと定めたシウダドフアレスでは、対立する勢力が衝突し、狂気と混沌が街を支配していた。家族が引き裂かれ、命と尊厳が蹂躙される。この戦争は、誰のためのものなのか。圧倒的な怒りの熱量で、読む者を容赦なく打ちのめす。21世紀クライム・サーガの最高傑作。

地位も名誉もお金もない自分がどれだけスゴいスゴい!と書いて紹介するよりも、著名人たちの評価を読んだほうがいい(笑)

【『ザ・カルテル』に寄せられた絶賛の声】

ドン・ウィンズロウの『犬の力』と『ザ・カルテル』に、わたしはすっかり魅了されてしまった。これほどまでに心を動かされるエンターテインメントは、ほかに存在しえないだろう。 ――スティーヴン・キング

ドン・ウィンズロウは『ザ・カルテル』で、自著の最長記録を塗り替え、新たな最高傑作を生み出した。手に汗握る緊張感、遠慮も容赦もない描写、生々しい雰囲気、驚天動地の筋書き、心の奥底に刻み込まれる読後感。この作品は麻薬戦争ジャンルの『戦争と平和』だ。

――ジェイムズ・エルロイ

『ザ・カルテル』は思わず引き込まれる第一級のミステリー作品だ。しかし同時にウィンズロウは、われわれの世界がはらむ危険について、世界を取り巻く複雑な事情について、辛辣な警鐘を鳴らすことも忘れていない。優れた作家は啓発と娯楽を両立させられる。そして、ウィンズロウのこの資質は、DNAレベルで組み込まれている。『ザ・カルテル』は彼の匠の技を再確認できる一作と言っていい。

――マイクル・コナリー

ほとんどけちのつけようがない『犬の力』のあとに、ウィンズロウはまたぞろ見事な作品を書きあげてしまった。『ザ・カルテル』を続編と評するのは正しくない。『犬の力』と『ザ・カルテル』は、ふたつでひとつの無垢の金塊をなしているのだ。

――リー・チャイルド

『ザ・カルテル』の読後感は、〝鳩尾への一発〟という表現がよく似合う。スケールが大きく、暴力に満ちあふれ、きわめて娯楽性が高いドン・ウィンズロウ最新の野心作は、絶対の必読書だ。

――ハーラン・コーベン

ウィンズロウの手になる麻薬戦争版『ゴッドファーザー』……壮大なスケールで描かれる極上の犯罪絵巻……間違いなく彼の最高傑作(マグヌム・オプス)……ドン・ウィンズロウにとってのメキシコ麻薬戦争は、ジェイムズ・エルロイにとってのLA暗黒街だ。

――《ニューヨーク・タイムズ》ジャネット・マスリン

国境の南で繰り広げられる勇猛な英雄譚は、21世紀の『ゴッドファーザー』と呼ぶにふさわしい。前作の『犬の力』を知らずとも、『ザ・カルテル』の世界にどっぷり浸かることは可能だが、ぜひとも事前の一読をお薦めする。いや、ウィンズロウの作品なら、どれを手に取っても損はない。なにしろ彼は、地球上で一、二を争うミステリー作家なのだから。

――《エスクァイア》ベンジャミン・パーシー

引用:amazon https://goo.gl/nSJ25j

読み始める前はページ数の多さにおののいたけど、

本のページが残り少なくなった写真

本のページが残り少なくなった写真

未読ページが少なくなるにつれて進めるのを躊躇してしまう。なんか、終わるのがモッタイナイ感じ(笑)。

でも読まずにはいられない、分かる?Kindleなど電子書籍では味わえない感覚。

映画が公開される前に読むことをオススメする。