ジンカメーされた思い出の跡地

晴天続きで子供たち・観光客が大喜びだった先日のGW(ゴールデンウィーク)期間中、久しぶりに平和通り・牧志公設市場付近をのんびり散歩してみた。

久しぶりに歩いてみると、ホント寂れたのがよく分かる。特に、沖縄県那覇市の平和通り・サンライズ商店街(アーケード通り)。活気のある場所、閑散とした場所の差が広がっているような気がした。

学生時代に歩いた時の、客で溢れかえっていた通り・お店の面影が消え去りシャッター商店街と化しとる。人通りは減り、小便禁止の看板が増えていた。

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カツアゲされたゲームセンターも今じゃ良い思い出

ボケとツッコミの漫才師

ボケとツッコミの漫才師

『あいや~、小学生時代に靴下に隠した小遣いを「ジャンプしてみ?」の一言で見つかり身ぐるみ剥がされたゲームセンターがパチンコ屋になってるさぁ・・・懐かしいなぁ』

『ってなんでやねん!』

翌日、学校(小学生だぞ)でジンカメー(カツアゲ)されたことを友達に打ち明けたら、けっこうな数の同級生たちが同じゲームセンター及びその周辺で不良たちの餌食になっていたことが発覚して思わず笑ってしまった。

ちなみに、高校生(1年)になっても再びそのゲーセン近くでカツアゲに遭ったクラスメイトを知った時、泣きそうになった・・・。そんな思い出の場所も今じゃ小便臭い。

朝っぱらから店の入口前でパチンコドランカー風のおっちゃんが弁当食って長期戦に備えてる姿が侘しい・・・。というか、子どもの姿が全く見えない・・・。

そんなジンカメー(カツアゲ)に遭遇した場所を横切る時、なんだか哀しくなりそうだったけど、せっかく来たのに悔しいから、手当たり次第に漫才でいうツッコみを入れるということで対応したら心が落ち着いた。

平和通りに足を運んだら、必ずと言っていいほど買っていた「天 妃前(テンピヌメー)まんじゅう」。桜坂劇場から坂を降りた三叉路付近のおばちゃんを見掛けなかったんだが、気になる。

開南バス停近くのサンライズ商店街

開南バス停近くのサンライズ商店街

『人いないから屋根の意味ねぇ!』

くぅ~(T_T)、泣けてくるほど寂しい通りになっちまってる。火の玉ホールが地下にあった頃の賑わいがウソみたいだ。この通りで一番賑やかだったのがゲームセンター(ゲームインナハ)とパチンコ屋だという。

なによりもシャッターが閉まった場所が多すぎ。わざわざバスで文房具だけを買いに行った店も、高校卒業時にスーツを買った店も軒並み消えていた。しかし、ゲーセンのシブトイことよ(笑)。

廃虚と化した貸し店舗

廃虚と化した貸し店舗

『いつになったらオープンするん!?』

開店準備の工事をしている場所もあったけれど、人も通らないのに大丈夫なんだろうか。店舗契約をする前に道端で露店開いて様子見するとかしないと怖い。

立ち小便(座り小便)してる人や、バイク・自転車に乗ってる人を捕まえる商売とかできたら生きていけるかな。あ、座りウンコとかどうなんだろう(笑)。

立ち小便禁止の警告看板

立ち小便禁止の警告看板

『すす、座り小便ならいいんかい!』

ここまでデカデカと小便すんな!と書かれると尿意も失せる。それにしても立ち小便が犯罪になる時代がくるとは恐ろしい。近所には未だに堂々と立ち小便するオッサンがいる。

というか人通りが少ないから立ち小便する人が続出するんであって、活気を取り戻せば恥ずかしくて立ち小便なんてする人は居なくならないんだろうか。

眠る野良猫

眠る野良猫

『お前等、いい加減に寝過ぎだろ!』

自分が行くたびに、いっつも寝てばっかりの平和通り付近の野良猫たち。しかしまぁ、なんでこうも人を癒やす寝顔なんでしょうね。猫カフェと同じぐらいネコと触れ合えるじゃないだろうか。

そうだ、さっきの貸店舗、猫カフェやればいいのに。または野良猫カフェとか。いやそれでもあの場所まで客を呼ぶためには犬カフェとか。またはブサイク猫、ブサイク犬を集めたブサイクカフェとか。

小便禁止の警告看板

小便禁止の警告看板

『見付けたら◯◯ちょん切るぞ!』

もうね、この張り紙自体に小便かけられてない?じゃなけりゃ、小便してもいい場所を設けたほうがいいと思うよ。弓道の的を描いたりして。その代わり、そこで毒蛇のハブを飼うとか(笑)。命がけの立ち小便、やれるもんならやってろって(笑)。

シャッターの落書き

シャッターの落書き

『生まれた時からグレてんじゃん!』

これは悪どい落書き。沖縄県内のグラフィティアーティスト達はどう思っているんでしょうか。せめてもの救いは◯ン◯ンが描かれていないことか。

ここはアメリカのニューヨークじゃねえんだ。割れ窓理論で徹底的に取り締まらないと荒廃化に歯止めをかけるのは難しそう。

壁に残されたスプレー落書き

壁に残されたスプレー落書き

『何の暗号だ!読める文字で書けよ!』

ジュンク堂に行けばいくらでもノート売られてるのになんで店の壁に描くんだろう・・・。ペンやスプレーを買うお金があれば買えるだろうに・・・。

落書きの犯人を見付けたら、その落書きを本人の額にTATTOO入れれば満足するんではなかろうか。外歩くだけで動くアートだよ。

自転車バイクの通行禁止

自転車バイクの通行禁止

『抱っこされてる犬も自分で歩け!』

通り内での自転車・バイクの運転は危ないんだけど、それよりも気になったのが飼い犬を抱っこして歩いている人。可愛いのはわかるけど、犬は歩かせたらどうですか?

サザエさんのカツオ

サザエさんのカツオ

『こらぁカツオ!バッカモーン!』

バカもん!このステッカーにはどんな意味が、主張があるのか全くもって分からん!大人の抑圧に反発する若者の代表としてカツオを選んだんだろうが、野球バットを持たさないとダメだ!カツオとバットはセットだ!

偽キャラクターのTシャツ

偽キャラクターのTシャツ

『ぐへぇ!パクリ方がウマすぎだろ!』

こんなにも堂々とパチもんを販売する店のシタタカさに参りました!中国や韓国のコピー文化に物言えねー!というか日本も昔は真似泥棒猫だったというのが、ジブリの風立ちぬを観ると分かる。

はー疲れた。以上のツッコミは文句でも悪口でもなくて、あくまで青春時代を過ごした場所の寂しさを紛らわせるための嘆きです。

ビーバップハイスクール全盛の時代、ヤンキーにカツアゲされた場所も失くなっていたり、今では良い思い出です。