
葉の全体が迷路が作られたようにハモグリバエに食われている
今年に入って悩まされている害虫ハモグリバエ。別名エカキムシ。
植物の葉を幼虫が食い荒らし、まるで絵を描くように線が伸びていく。
食事代として現代アートのような価値のある芸術的な作品を残すかと思いきや、食い散らかしてトンズラするという盗っ人猛々しい奴らなのだ。
ハモグリバエについて詳しく知りたい方は↓
NHK みんなの趣味の園芸
https://www.shuminoengei.jp/?a=page_s_sickbug_detail05
せっかくタネ蒔きから育てた苗木がハモグリバエに食い尽くされそうになって右往左往していた時、タダ食い、食い逃げは許さん!と頭に血が上って使用したカダン殺虫肥料(※ステキな肥料)なんだけど、果樹には使えないということが判明して余計パニックに陥ってしまった(汗)。
どうしようヽ(゚○゚ ;ヽ)三(ノ; ゚□゚)ノどうしよう、とオロオロしながらネット検索で対策を探してみたら、木酢液(もくさくえき)が効果あるという記事を発見!
早速試してみよう!と思ったけれど、鬼餅・ムーチー作りで出た月桃エキスは使い果たしていたので再びパニック状態に(笑)!
家の中をグルグル歩き回っていたら、台所で目に入ってきた赤い物体に
「ちょっと待て。木酢液が効くなら、コーレーグースでもいけるんじゃないか?」
ニヤリ(* ̄ー ̄*)・・・
沖縄そばに欠かせない激辛調味料コーレーグース憎きハモグリバエを予防・退治できるのか?

沖縄そばに入れるコーレーグースをスプレーに移し替える
沖縄の一般家庭でよく見かける、調味料コーレーグース。
なぜか2本あった(笑)。
刺激は強いが口に入れても安全なコーレーグースをハモグリバエ退治に使ってみることにした。

沖縄県民御用達の調味料、島とうがらしの泡盛漬けコーレーグース
沖縄県民には常識なんだが、また観光旅行で沖縄を訪れたことがある人なら知っていると思うが、このコーレーグースは島とうがらしの泡盛漬け。沖縄そばに数滴垂らす使い方をする。
たった数滴で風味がガラリと変わるほどの威力を誇る(笑)。
そんな強烈な調味料を、ハモグリバエ対策に使ってみようと考えた。
「ちょっと待て!本当にそんな使い方をして大丈夫なのか?」
と心配してくれる優しい人はこのブログの読者にはいないと思うが(笑)、見てごらん

コーレーグースの用途は料理と書かれている
使用方法には料理の香味付け風味付けと書かれているが、ソレ以外の使用はダメ、とは書いてない。(かなり強引だが)ということで試しにやってみる。

ハモグリバエに食われても新しい芽が育ったシークワーサーの苗木・果樹
ハモグリバエの襲撃に耐えて新たに芽生えた葉に、

コーレーグースを果樹・苗木にシュシュっとスプレーする
シュシュッとスプレー。
※周囲に人や動物ががいない、風が吹いていないのを確認して試している。
どっちみち苗木が萎れてしまったら、この使い方は真似しちゃイカン!という反面教師な記事になるだろう・・・
どうなることやら、と立ち上がった時、
ポトッ・・・
っと何かが落ちる音が聞こえた。
足元を見ると、カタツムリが落ちていた。
よく見ると、ハモグリバエ以外にも葉を食い荒らす犯人はいたのだ。

コーレーグースは葉を食い荒らすカタツムリを一吹きでこらしめる
※食い荒らしているのはシロサポテ・ホワイトサポテの葉。
コラコラ!ハモグリバエに手こずってるのにお前たちまで何やってんだー!シュシュッシュシュッと撃ちまくる(笑)

コーレーグースは葉を食べるカタツムリ・ナメクジに効果テキメン!
十数秒後、あちらこちらでポトッ、ポトポトッ、ポトポトポトポトッとカタツムリが落下していく音が奏でられる(笑)。ナメクジも同様に効果あり。
コーレーグース、カタツムリ・ナメクジに効果テキメン!
思わぬ拾い物というか発見だったが、しばらく様子を観察してみる。
後で知ったんだけど、ベニカベジフルスプレーあというハモグリバエに効く、野菜と果樹にも使える殺虫剤があるそうだ。
幅広い害虫に優れた効果があり、だいこん、キャベツなどの野菜、うめ、かき、かんきつなどの果樹に使えます。
ただし、
※収穫物への残留回避のため、本剤及びその有効成分を含む農薬の総使用回数の制限
があるらしいので使用前に必ずチェックするように。
また、
ミツバチ及び蚕に対して影響があるので、注意して使用して。
https://www.sc-engei.co.jp/guide/detail/1414.html
だがやはり殺虫剤なので種類ごとに使用回数の限度があったり使いづらいかもしれない。
安心安全を重要視するなら目の細かい網を張るなどの対策をするほうがいいかも。もしコーレーグースでハモグリバエが発生しなかったら記事にする。