那覇市繁多川だったか、おじいちゃん・おばあちゃんの老夫婦が営んでいた鮮魚店があった、と思う。
店に立ってるの、その二人しか見たことないから。
それと、書く必要ないけど、自分はいつも魚屋さんのことを、「◯◯鮮魚店」とは呼ばずにひとくくりで「さしみやー」と呼ぶ。
仕事終わり、その店で晩酌用のつまみを購入してから帰宅するのが楽しみだった。
買うのは、お魚の刺し身ではあるんだけど、(多分)当時、その店でしか出していない料理があった。
それは、タコわさ。
※その店ではタコわさ以外を買ったことがなかった。
タコわさ?スーパーでも売られているし、居酒屋でも定番メニューなのに、なんでわざわざ魚屋さんで買うんだ?と思う人もいるだろうけれど、これが本当に美味しかった。
だって、
その鮮魚店の”タコわさ”は刺身用のタコを使っていて、食べたことのない味付けで、超絶に美味しかった。
注文する時は、
「タコわさ、2000円分(とか3000円分)」
と伝えて買っていた。
店内の椅子に座り、タコが調理されていく様子を眺めていた。
※作られる様子を観察していたし(別に隠してもいなかった)、口にして味も分かるから材料はほぼ当たっていると思う。ということで後半、レシピを紹介する。
この鮮魚店のタコわさ、面白かったのが作る人、つまり、
おじいちゃんが作るタコわさ・おばあちゃんが作るタコわさ
で、ワサビの辛味、キツさが違っていて、いつも一緒に食べていた人が
「あ、今回はおじいちゃんが作ったね?」
とクイズ形式?みたいな調理人当てゲームもできた(笑)。
たしかおじいちゃんが作るタコわさが鼻にツーンッ!とくるような刺激が強かった記憶がある。といってもどっちも美味しかった。
しばらく足が遠のいた期間があり、久しぶりに食べたいな、と思って足を運んでみたら・・・鮮魚店が失くなっていた・・・セテールと同じようなショック!!!
マジか、もうあの刺激的なタコわさを食べることはできないのか・・・と口寂しさに打ちひしがれそうになっただけど・・・
じゃあ自分で作ってしまえ!ということで今、この記事を書いているわけ。
前回の記事セテールのイカ焼きが食べたい(でもイカ買い忘れタコで作る)のタコが余ったのでちょうど良かった。
ブログ記事にするのは初めてなんだけど、もう何年も前から自宅でタコわさを作って食べていて、その時に母親に『タコの足には毒が溜まるから切って捨てなさい』と言われたんだけど、あれってただの都市伝説ですよね?
※数年前に検索した時はネット上にはなかったレシピだけど、以前に、とあるブログに掲載してからの後、クックパッドで数件出てくるようになった。
もし本当にタコの足に人間の身体に悪い毒素?が溜まっているなら店頭に並べる前に切って捨てるはず、でもちょっと心配だから調べたらやっぱりそうみたい(かも)。
お肉、お魚などは牛乳パックのリサイクルまな板で切るのが我が家の流儀。
当然、タコも牛乳パックで切るんだけど吸盤がいい感じにくっついて非常に切りにくい(笑)。
切る際のサイズはお好み、自分が食べたい大きさに切り分けて構いません。
タコを切ったら全工程の80%は終了で、残りは調味料など材料を混ぜ合わせるだけ!たったこれだけなのに美味しい!しかも安い!
記事公開後に絶対に居酒屋とかで採用されるタコわさメニューだと予言してみよう、それぐらい美味しいしお酒にピッタリだ。
自家製タコわさレシピは、ワサビとピーナツバターだけ?
まず最初に和えるのはワサビなんだけど、チューブ状の練りワサビでもいいし、刺身パックに付いてくるミニわさびでもいい。これ、魚好きの家庭なら絶対に余っているはず。今回、有効活用できる機会が訪れたことできっと喜んでいるはず。あ、それにしても賞味期限がだいぶ過ぎてるけど、心配な場合は外そう。
実は鮮魚店で観察していた時は粉ワサビを使用していたっぽいので自分が使ったのも上の写真の商品。
ハウス食品株式会社:風車粉わさび袋入
西洋わさびを細かく粉砕しました。粒子が均一で水溶きも簡単です。すっきりとした香りと辛さが特徴です。https://goo.gl/Qa5aR6
しかし、風車の粉ワサビは量が多い、個人で使うには多すぎる。なので、小さめのものをオススメする。
ん?ちょっと待てよ、まさかとは思って粉ワサビの賞味期限もチェックしてみると・・・ああ、これは破棄だ(笑)。
期限切れすぎ、これじゃどんなに頑張っても不味くなる(汗)。で、肝心の材料内訳と調理手順なんだが、簡単すぎてメモる必要なし、3回ほど読んだら確実に覚える。
鮮魚店秘伝!?のタコわさレシピ(作り方)の手順と材料
那覇市の鮮魚店直伝?秘伝?と書いてはみるものの、教わったわけでもないし、盗みとったわけでもない、ただ、以下の作り方でほぼ同じような美味しい味が再現できる。
材料は、刺身用のタコ、ワサビ(ミニタイプ、粉ワサビどっちでも)、ピーナツバターの3点。これにお酢、砂糖、醤油など自己流でアレンジを加えてもいいですね。
作り方の手順は、
- タコを好みのサイズに切る
- ワサビを加える
- ピーナツバターを加える
- 味見しながら辛味を調整したら完成。
簡単すぎると思うだろうけれど、これが抜群に美味い酒のお供になる。
輪切りにしたタコをビニール袋に入れて、
タコが入ったビニール袋にミニわさびを投入して、
※ワサビの量は各自で調整してみて
食パンに塗っても美味しいピーナツバターを用意して、
特大サイズ1.8kgのスキッピー・粒ありチャンキーのSKIPPYピーナツバター。
ピーナッツ本来の味と香りを大切にした滑らかな口当たりのピーナッツバター。
ピーナッツの香りが生きています。
甘くないピーナッツバターは洋食、和食の隠し味にも使え、お料理のレパートリーが広がります。品名: ピーナッツバター(粒あり)
内容量: 1.81kg
原産国: アメリカ合衆国
原材料名: ピーナッツ、砂糖、植物油脂、食塩
ピーナツバターの量も各自で好みで調整して、
加えたら、あとは優しく混ぜあわせるだけ。
モミモミ、ここで醤油を適量たらしたり、お酢を少量加えてもいいかもしれません。
黒糖を加えても甘みが増幅されて美味しいけれど、今回はプレーンタイプのタコわさにしよう。適宜、タコを取り出してつまみながら味を調整してみる。ここで注意するのが、美味しすぎて食べ過ぎてしまうこと。
はい、完成。
※黄色いツブツブはピーナツ。
食べ慣れてる小さいタコのフニャフニャなタコわさとは一味違った男の料理!と名付けたくなる一品が完成!これ、家で手作りして野外バーベキュー(BBQ)や、浜辺でのパーティーにもオススメ。
マジで美味いです、そして癖になります。酒飲みがますます進む恐れがあるので、紹介する相手は選んで下さい。
また、上記レシピは応用・アレンジが利くと思います。
タコ、イカ、ミミガー、チラガー、ヤギ刺し、お魚の刺し身などなど幅広い酒の肴をパワーアップさせる効果があるでしょう。
※追記
沖縄への観光客がジーマーミ豆腐でアレルギーを発症
当記事を投稿アップした当日の新聞に掲載されていました。
沖縄県へ訪れた観光客が”ジーマーミ豆腐”を食べたことで急性アレルギー反応のアナフィラキシー反応を起こし、救急搬送される事例が増えているそうです。
ピーナツ入りと知らず・・・「ジーマーミ豆腐」で急性アレルギー 沖縄で観光客の搬送増加https://t.co/Wu3HPnk4eR https://t.co/Zp6Od6YCUC
— 沖縄タイムス (@theokinawatimes) 2016年6月7日
ジーマーミ(じーまーみ)とは、沖縄の方言でピーナッツ・落花生のことで栽培もされています。
今後はメニュー表に標準語の表記(ピーナッツ豆腐?)も追加されるなど対策が必須ですね。