ここ数年、映画館に行かなくなった。
映画をみるのは好きだけど、映画館でみることがめっきり減った。
これによって趣味のひとつだった映画鑑賞は、
映画(館)鑑賞
から
(自宅)映画鑑賞
になった。
そんな映画館に行かなくなった理由、というかキッカケがある。
それは、レンタルした映画DVDを早送りで視聴したことだ。
映画館に行かなくなった理由は、早送り・倍速視聴に慣れてしまった習慣が原因かもしれないと最近気付いた。
TSUTAYAで映画DVDをレンタルしたことがあった。
ところが、借りたこと自体をうっかり忘れてしまった。
当然、見ていない。
気付いたのは返却期限日の当日だった。
まだ観ていない作品が3つ残っていた。
「どうしようか、みてないけど返却しようか、でもせっかく借りたんだしモッタイナイな、でも、3つか・・・1つでもヘトヘトになるほど疲れる(場合もある)のに、3つはキツイなあ、しかも今はお昼で休憩を挟まずに見るにしても夜までかかりそうだ、やっぱ返却しようかな・・・いやダメだ!せっかく借りたんだから3つとも観よう!監督や出演者には申し訳ないが、禁断の倍速視聴を許してくれー!」
幸いにも??3点とも洋画の映画DVDだった。
よし、いつだったかテレビで映画評論家の水野晴郎(みずのはるお)さんが言っていた、
映画評論の仕事で多忙を極め、時間がなかったことから2本の映画を同時に見たこともあり、「話の内容分かりますか?」と尋ねられ「2本とも分かりませんでした」と答えている。
を参考にして、さすがに同時には見れないから早送り再生で視聴してみよう!
ということで吹き替えではなく字幕版で裏技?の早送り・倍速再生で視聴したところ、、、
!?
オッシャー!!!!夕方には観終えることができた(笑)!
これが邦画の字幕版無し作品だったり、吹き替えで見ていたら内容を理解するのは無理だったろう。
というのも、早送り再生での日本語は何言ってるか分からん(笑)。
※例外、滑舌が悪い人は通常再生でも何言ってるか分からんけど。
その時に気付いた、あれ?早送りでも意外と見れるもんだな、なんだ、じゃあ次からは全部、早送り・倍速再生で視聴してもいいんじゃね?
と思うようになった。
テレビや映画の早送り再生・倍速視聴は時間短縮の活用としてアリ?ナシ?が、弊害もあるので注意が必要だ!?
映画館の醍醐味って大画面と音響、それに他の観客の息づかいとか色々あるけど、
他人のおしゃべりとか、
ポップコーンなど食べる時の音が気になって内容に集中できない時のイライラに我慢できない人もいるよね。
そんな人は自宅で早送り再生・倍速視聴を試してみてもいいかもしれない。
自分はそれからというもの、生放送のスポーツ観戦などLIVE中継以外のテレビ番組は全て録画し、時間が空いた時に早送り・倍速再生で視聴するようになった。
基本は1.2倍速、ちょっと退屈だと感じたら1.5倍速になり、アチャーこりゃ地雷作品?なんて感じたら禁断の2倍速再生でみるようになった。
この視聴方法を続けて当たり前になると、映画館での鑑賞が遅いと感じだし、ちょっと、ちょっとだけなんだが、イライラするというか、足がムズムズするというか、製作側からすると、この”間”が大事なんだよ!重要なシーンなんだよ!ってところでも、
早送りしてえ!
という欲求に負けてしまうようになった。
それからは映画館から足が遠のいて、DVDをレンタルしたり、Netflix(ネットフリックス)やamazonビデオなどの有料動画サービスで視聴するようになった。期限日を忘れて返却日当日に気付くなんて失敗もないし、限定作品もあったりするからね。
ただし、早送りした分だけ感動は薄れるんだろうけど・・・
映画館でしか味わえない臨場感も自宅で感じるのは難しいだろうけど・・・
それに、損切りできない貧乏性ってことで時間の無駄遣いかもしれないけど、早送りで相殺できてんのかな(笑)。
あと、この視聴法には副作用もあって、2倍速でみた映画はみたことを忘れて同じ作品をレンタルしてしまい再生して数分後にデジャブを感じてしまうこともしばしば(自分だけか?)
金と時間に余裕がある時は映画館での視聴がいいかもしれないな(笑)。