「ゆでたまご、食べてますか?」
大好きなので、多い時は週に一度、つまり一個は食べている”ゆで卵”。(←少な!?)
好きなのに、”大”がつくほど好きなのに、失敗しないゆで卵の作り方を知らずに大人になってしまっていた(汗)。
失敗を失敗だと認識できていなかった。
鍋で沸騰したお湯に、冷蔵庫から取り出してすぐの冷えた卵を投入していた。
そのまま火力を弱めることなくグツグツ煮たら、殻が割れて白身が飛び出してしまう現象を失敗だと思わなかった。
自分の作り方が悪い、割れる原因は作り方にある、とは一切考えなかった。
それどころか、
簡単に割れる卵を産んだ母ニワトリ(雌鳥)が悪いと本気で思っていた。
美味しい餌を与えられず、人間の不味い食べ残しばっかり与えられてストレス負荷が多い環境で育てられたニワトリが産んだ殻の薄い卵なんだろうな、と本気で思っていた。
ゆで卵になる覚悟ができていない卵を選んで買った自分はちょっとだけ運が悪かっただけだ、と本気で思っていた。
でもそれは違っていた、間違っていたんだ!と、つい最近になって知った。
なんと、割れないゆで卵の作り方があったのだ!(←衝撃!)
しかも、沸騰したお湯に入れても卵の殻が割れないコツは、ほぼ一般常識だったらしい。
[割れない半熟ゆでたまごの作り方3つのポイント]
- 冷蔵庫から取り出した卵はすぐに茹でずに、室温・常温に戻す。
- 鍋に入れた水が沸騰したら弱火にする。※強火のまま茹でない。
- 時間にして約6分、茹でたら取り出して氷水で約3分冷やす。
※上記のコツは”半熟”ゆで卵の作り方だが、普通のゆで卵も常温にもどすのが大事。あとはタマゴ投入のタイミングが水からか(※普通)、沸騰したお湯かの違い(※半熟)。
たったこれだけのことで割れないゆで卵が作れるなんて、学校で習わなかったし、先生も教えてくれなかった。
親から聞かなかったのかって?
もう知ってるだろう?
割れたゆで卵を食べて育ったから、ゆで卵が割れることを疑問に思わなかったわけで、ということは、自分の親もゆで卵は割れるもんだ、と還暦を超えても知らなかったのだ。(←一番の衝撃!)
思い込みとは本当に恐ろしいね。(←言い訳)
割れない半熟”ゆで卵”の手順。ポイントは茹でる火力と、タマゴの温度、最後に煮卵のオススメめんつゆ!
まず、冷蔵庫から取り出したタマゴは、しばらく置いて常温にもどす。冷たいまま熱々の熱湯へ入れると割れるから。
夏は置きすぎてもダメで、冬は前もって少し早めに出しておこう。
鍋に水を入れて火にかけグツグツ沸騰させ、タマゴを投入する前に火力を弱める。
殻が割れないようにやさしく鍋へタマゴを移す。
※試しに1個は冷蔵庫から出してすぐ鍋に入れてみた
火力が強いままタマゴを茹でると割れる原因になるので弱火にする、って書いてるけど、案の定、ひとつが割れた。
パカッ
割れたタマゴから白身が飛び出した!
なんだろう、どうすることもできない虚しさは・・・
実際に試した結果、常温に戻さす冷たいまま茹でた卵は殻が割れてしまった。
それでもゆで卵作りは続けるけどね。
※今回は”半熟ゆで卵”を作っているので水からじゃなく沸騰した状態で入れて6分ほど茹で、取り出して氷水で2,3分ほど冷やす。
次に殻を剥くんだけど、流水に当てながらだと剥きやすい。
不格好なゆでたまご完成(笑)
煮卵の出汁は2倍濃縮めんつゆが最適である!が、異論は認める。
半熟ゆで卵は手に持った感触で分かる。
まさに”ぷよぷよ”しているのだ。
殻を剥き終わった半熟ゆで卵は、お椀にキッチンペーパーを敷いた上に並べる。
そして濃縮2倍の追い鰹つゆ(めんつゆ)を100CCほど注ぎ入れる。
”めんつゆ”を使って「半熟ゆで卵」の「煮卵」を作るわけだ。
キッチンペーパーで覆うことで卵全体に”めんつゆ”を行き渡らせることができる。
ラップをして半日ほど放置すると・・・
出来上がり(^Q^)!
そのまま塩をかけずに食べてもいいし、熱々のご飯に乗せて割って食べてもいいし、とにかく美味しい(笑)。ぜひ試してみて。