沖縄県本島南部で発生したリサイクル工場の火災、介護施設が隣接していたが、けが人はゼロ、誰一人いなかったのは不幸中の幸いではないだろうか。
沖縄県糸満市の廃棄物リサイクル会社「富士盛産業」で2日午後に発生した火災は、廃材がくすぶり続け、出火から約46時間が経過した4日午後1時半ごろに鎮火した。県警糸満署や地元消防によると、工場2棟と会社事務所1棟、計約4950平方メートルを全焼。けが人はいなかった。
署や消防は同日、実況見分を実施。原因を詳しく調べている。出火時に工場内で作業していた従業員は「重機のエンジン近くにあった廃プラスチックから、火の手が上がった」と話しているという。
介護福祉施設が同社に隣接していたが、入所者や職員ら約100人は避難して全員無事だった。
沖縄・糸満のリサイクル工場鎮火 発生後46時間、けが人なし – 共同通信
https://this.kiji.is/321554942958748769?c=234163939095676408
実は、自分はあの現場に遭遇していた。
※遭遇というよりも通りがかった
火事といえば、去年(2017年)、家の近所で偶然遭遇して消火活動をするという体験をしていた。
あの時↑、消火器がなかったら間違いなく消せなかった。誰かが死んでいたかもしれない。そして、ふと思った。
「オレんち、消火器ないやん・・・。火災報知器は付けてるけど、消火器、ないやん。」
※実際、↑の消火する際に生まれて初めて消火器を扱ったが、案の定オロオロして手間取った(汗)。
後日、ホームセンターで消火器(※スプレータイプの簡易式と一般的な住宅用の2点)を買ってきた。よそんちの火事を消して自分ちに消火器を置いてないことに恐怖を感じたから(汗)。
台所で起きた火事で、あの時はもう無我夢中というか、パニクった状態で、自分に危険が及ばないように注意をはらいながらの消火・救出活動だったんだが、今回の火災はレベルが違った。
あ、沖縄県糸満市で火事というと、ボウリング場跡地が有名かもしれない。
1階のビリヤード場はヤンキーのたまり場になっていた記憶がある。中学生までは怖くて近づかなかったなあ・・・。
あと忘れている人も多いのではないだろうか、2017年にも糸満市の西崎工業団地にある木工所の工場で火災が発生していたことを。
えっうそ。火事 pic.twitter.com/Z9f8jXI3ik
— ジュール(PSO2 BF1やFFBE) (@zyuru0728) 2017年10月25日
琉球朝日放送
1日午後4時すぎ、糸満市西崎にある工業団地内の木工所で火が出ていると、通行人から119番通報がありました。
消防などが駆け付けたところ、木工所の工場部分から火が出ていて全焼。隣接する2棟の工場にも延焼して、およそ4時間後に鎮火しました。この火事によるけが人はいません。
※リンク先に動画あり
https://www.qab.co.jp/news/2017010286606.html
糸満、火事が多いな(汗)。
とにかく、あの火災で怪我人が出なかったのはホントに奇跡!?ってなぐらいにホッとしたわけ。
リサイクル工場の火災で、空に巨大な黒煙がもうもうと上がる様子に恐怖を感じた。
火災があった日、自分はちょうど移動中で、ふと異変に気付いた。
「あー、誰かが野焼きしてる?しかもメッチャ煙が多くない?どれだけ燃やしてるんだろうか、絶対に近所からクレームが出るだろうな」
って最初は思ってたわけ。
「あれ?それにしては、ちょっとオカシイな(汗)。野焼き程度で出る煙の量じゃないぞ、野焼きが畑に燃え広がったのかな?それとも、古小屋をまるごと燃やしてるのかな?・・・あ、あれ?っていうかそれ火事じゃね(汗)?」
近づくにつれて、次第に不安が募って背筋が凍るというか、鳥肌が立ってきた。
近づくにつれ黒煙の規模が普通の火事レベルを超えている、ありゃ尋常ではないぞ、と事態の深刻さに気付いた。
そして、いつもはスイスイと流れる道路で渋滞が発生!?
まるで巨大な龍が飛んでいるかのように、うねるような動きを見せて移動する黒煙、なんか生き物みたいだった。
そしてとにかく野次馬の数が凄かった。ま、自分のその中の一人みたいと同じだったけど。
道路にクルマを止めて外に出て撮影してる人もいた。
明らかに黒煙の発生源にクルマが向かっていた。
「あれ?あそこはたしか消防署があったと思うんだけど・・・」
近づくに連れて青空と黒煙の対比が夢でも見ているかのような感じに・・・
「え?そうだよ、あそこは消防署に間違いないよ、でもなんで・・・。あの場所には火を消すプロのファイヤファイターたちがいるはずなのに」
それにしてもクルマが全然進まない、当然、火元の道へは進めないだろうけど、
そうだよな、渋滞する交差点で警察車両(パトカー)が交通規制をしていた。
それから遠ざかっていったんだけど、みんな正月休みで暇だったんだろうか、自転車やバイクなど野次馬が逆方向へ走っていった。
この時はまだリサイクル工場の火災だとは知らなくて、地元ラジオを流して初めて火元が分かった。
離れた場所からも黒煙が確認できた。
まるで山が燃えているかのような異様な光景。
翌日、
市内の至る所(※風下だった方向の)で灰が落ちていた。
以前から何度かボヤ騒ぎがあったらしいが、近隣住民、隣接する介護施設も入居者の避難して怪我人が出なかったのにホッとした。
なんと、那覇空港に着陸する飛行機からも撮影できたほど黒煙が凄まじかった。
あれだけの火災だったにもかかわらず怪我人が出なかったのは不幸中の幸いだったのでは。
あの規模の火災だと人間のチカラではどうにもならないね。
社名で検索してみると、本土に同社名のリサイクル工場があってビックリした。
兵庫県のゴミ収集リサイクル(有)富士盛産業が破産手続き
https://n-seikei.jp/2015/11/post-33291.html
火事はほんと怖いよ。
火災報知器の取り付けと同じぐらい大事、消火器は最低1本は用意していたほうがいいよ。可能なら2本、スプレータイプの簡易式と、本格的なもの1本。消火器と火災報知器を設置したら火災保険の割引とかあったらいいのにね。