世の中には2種類の人間がいる。
- シチューをご飯にかける派
- シチューをご飯にかけない派
両者は時に不毛な論争を繰り広げる。
かけない派「は?クリームシチュー(またはチーズシチュー)を白いご飯にかけて食べるの!?信じられない!」
かける派「え?ご飯にかけて食べないの?それってカレーのルーだけをたべてるのと一緒じゃない!?信じられない!」
こんな感じだろうか、
カレーのイラスト
カレー、ご飯にかける(常識)
カレー、ルウだけ食べる(非常識)
と、
シチュー、ご飯にかける(非常識)
シチュー、ルウだけ食べる(常識)
大半の人が
「どーでもいーよ、好きなように食べればいいじゃん!」
と考えているだろうが、やたらこだわる人がいるんだよね。
話を聞いてると、自分が学生時代に繰り広げられたB’z派、チャゲアス派のお互いを罵る醜い争いみたいで笑えてくるんけど、正直どっちでもいいよね、自分はかける派だけど(笑)。具を多めにした時はご飯にかけず、そのまま食べるけどね。
このシチューをご飯にかける・かけないテーマで映画一本作れると思うんだけど、実際に似たようなアニメを見たの思い出した。2014年にNHKで放送されていたアニメ「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」を知っているだろうか。
目玉焼きの黄身 いつつぶす? [DVD]
おおひなたごう原作のギャグ漫画をアニメ化。自分では当たり前と思っていた食べ方が実は当たり前ではないかもしれないことに気付き、苦悩する主人公の姿をコミカルに描く。実写コーナーにはケンドーコバヤシと壇蜜が出演。全8話を収録。
このアニメの第二夜で放送された
『カレーのルー どうかける?』
ライスとルーが半々に盛られた“半がけカレー”に納得がいかない二郎。ルーをライス一面にかけた“全がけ”の状態で食べたいと願うあまり…
に衝撃を受けた人は多かったはず。これこそどーでもいいと思ったんだけど、よく考えると食べ方に品があるのか、下品なのかにじみ出てくるかもしれない。
あれを見た後からルウとご飯のバランスを考えながら食べるようになったのはココだけの話(笑)
っと、カレーじゃなくてシチューの話だったね(笑)
完結!ご飯にかけて食べるシチューの登場で、かける派・かけない派の争いが終結する展開に!?
でさ、自分は内心
「シチューをご飯にかける派?かけない派?」
をやって欲しいと思っていたのだが、なかったね。原作のマンガにはあるんだろうか。
という風に、カレーの食べ方でさえ議論が巻き起こるぐらいだからシチュー論争が起きても不思議じゃない。正解のない議論とも考えられるけど、好きな人には大きな問題なのである。
が、ちょっと待てよ、冬になるとテレビで流れるシチューのCM、ご飯にかけて食べるシーン見たことがないなあ、であればご飯にかけずに食べるのが正しい食べ方なのだろうか、と不安になった。
もしかして答えは出てた(汗)?・・・そんな時、衝撃のCMが目に飛び込んできた。
エスビー食品 とろっとワンプレート チーズィーチキン 本田望結
本田望結さんのセリフ書き起こし
『大人のみなさん、私たちの好物カレーにライバルが現れました!エスビーからトロッとワンプレート!チーズの濃厚な味わい、カレーより好きかも!』
うぅぉぉおおおおー!コレだぁぁぁー!
出ちゃったよ、遂に来たよ、答えはきっとこの商品に隠されているに違いないぃぃー!食べた時に正解が分かるはずだぁぁー!居ても立ってもいられず、買ってきた(笑)。
ドキドキしながらスーパーへ出掛けた。あれだけ言い切っちゃってるんだから、きっと売り場でも豪華な販促物・POPで大々的に陳列されてるんだろうな、と。
が、とろっとワンプレート チーズィーチキン、普通に置かれてた。特に強調することもなく、昔からありますよ~みたいに他の商品と同じように棚に溶け込んでいた(笑)。
鶏肉と玉ねぎだけで、煮込み時間15分で完成する新しい手軽な煮込みメニューです。ベシャメルソースにチェダーチーズ、焦がしチーズ、卵黄を加えたモルネーソースを、チキンフォンで伸ばして、煮込んだ濃厚なチーズソース。マスタードを加え、ソースの厚みや風味を引き立てています。さらに隠し味に焦がし醤油をきかせ、ごはんにぴったりの味わいに仕上げています。
https://www.sbfoods.co.jp/products/catalog/products_detail.php?GDSCODE=15818
それでね、似たような商品が隣にあって売り場で迷ったわけ。あれ?さっきテレビでやっていたCM、どっちだったっけ!?って。だから両方買った(笑)。
迷ったのは「シチューオンライス」と「チーズィーチキン」。似てるけど違う、違うけど似てる(笑)。名前で覚えようとするより簡単な方法は、紹介している人で分ければいい。
本田望結 = チーズィーチキン
遠藤憲一 = シチューオンライス
こんな覚え方、邪道だろうか(笑)、って、あ・・・覚え方なんてそれこそどーでもいいね、そんなことよりシチューをご飯にかけなくちゃ(汗)
作り方はカレーと変わらない。
いつも通りに、下手に手を加えるようなことはせず、レシピに従って作るよ。
具材を焦げないように炒め、
脂を落とした鶏肉を用意して、
焦げないように注意しながら、
水を加えて煮込み、沸騰してきたらチーズィーチキンのルウを準備して、
火を止めて溶かし、再び煮込んだら完成!
その味は・・・まずご飯ナシで食べてみよう。
ウマい!フツーにウマい!味はチーズ風味のクリームシチューで、想像していた範囲内の美味しさ。では、次にご飯にかけて食べてみる。
ウマい、美味しい、いっぺーまーさいびんどー!
※最後は沖縄方言でとってもおいしい
答えは出たね。シチューをご飯にかける?かけない?と聞かれたらこう応えて欲しい。
「シチューはね、ご飯にかけても、かけなくても、どっちでも美味しいんだよ」
チーズィーチキンの登場で何が変わったのか。
それは、
肩身の狭かった”かける派”の肩の荷が下りた
に尽きるのではないだろうか。
これからは堂々とご飯にかけて食べるシチューがあるの、知らないの?とドヤ顔で反論できるようになった。
ただし!ただしね、個人的にカレーのライバルかと言われたら難しいと思う。
カレーは相手として強大過ぎる気がする。カレーのライバルとして対抗できそうなのは、◯◯屋さんとして存在できるジャンルではないだろうか。ラーメン、沖縄そば、中華料理、パン屋さん、みたいに。カレー屋さんはあるけどシチュー屋さんはないよね。あ、もしかしたらあるかもしれないけど、ほとんど知られていないと思う。
一発ホームランを狙う、インパクトを狙う「カレーのライバル!」じゃなくて、
「ご飯にかけるorかけない論争に終止符を打つシチュー登場!」みたいな、二塁打、またはコツコツとヒットを重ねるほうが多くのシチュー好きに共感を得るような気がした、
というわけで自分が実際にチーズィーチキンを食べて導き出した答えは、
シチューはご飯にかけて食べるのはおかしくない!でも、カレーのライバルとなり得るかは微妙!※美味しいよ、とっても美味しいよ、でもカレーは強敵過ぎる><!
ま、今までシチューをご飯にかけていた人はこれからもそうするだろうし、今までかけていなかった人がご飯にかけるようにはなるだろうけど増加数はそれほどでもないと思う。
最後に、シチューはご飯との相性も良いけど、パンと一緒に食べても美味しいよ!
カリカリに焼いたトーストをチーズィーチキン(チーズシチュー)につけて食べる。
ハウス食品さん、エスビー食品さん、次はパンにつけて食べるシチュー、待ってます(笑)!
ええと、まあなんつーか、とにかくフツーに美味しいから食べて欲しいね(笑)