GW(ゴールデンウィーク)で里帰り・帰郷してきた家族が久しぶりに集まった。全員が集合する機会なんて滅多にない。夏休みなどの連休中とかじゃないと。
せっかくなので外出して食事でもしようかと思ったけど、どこも混雑、道は渋滞しているので持ち帰りで買って家で食べることにした。
そんな日の夜、なんとなく「花火でもするか」ということになった。
花火か、そういえば花火なんて長いことやってないなあ。渋滞&混雑がイヤで避けてた那覇ハーリーの打ち上げ花火を音だけ楽しむのは飽きたし、線香花火くらいでもいいからやろうか。
あ、そういえば使っていない小さい花火(線香花火など)があったはず、、、どこだどこだと探してみると、発見!
「あったー!あれ、あったけど、なんか色がおかしくない?これいつ買った花火なんだ(汗)?」
古い花火は事故が怖くて使えないから処分したいけど、捨て方・ゴミの出し方が分からない!専門家に聞いてみよう
包装の袋が色褪せているし、匂いを嗅いでみると花火特有の火薬?がしないような(汗)。
「これ誰がいつ買ったの?」
なんと、父が10年以上も前に購入したらしい。
場所はコンビニだったのかホームセンターかは忘れてしまったと。
出てきたのが花火じゃなく古いお酒なら喜んでいるところだが、古い花火か(汗)。ちょっと不安(汗)。
でも賞味期限がある食べ物じゃないから大丈夫じゃないかな、とそのまま使おうと提案すると、
「いや、ヤメとこう。暴発して怪我でもしたら最悪の思い出が残る連休になりかねない。梅雨の時期に湿って、梅雨明けで乾くを10回以上繰り返してるはずだから危ないよ」
と購入者本人がストップをかけた。
たしかに火を使うものだから安全に万全を期すのがいいのかもしれない。
ん?花火に使用期限なんてあったか?
袋にはどのように記載されているんだろうかと見てみると、表にも裏面にも、どこにも購入日・使用期限日らしき記載が見当たらない。
ん~ちょっともったいない気もするが、諦めて捨てることにしよう。って、あれ?未使用の花火ってどう処分したらいいんだ?使用済み花火の分別方法は(可燃)もえるゴミで出してたような記憶なんだが、
まだ使っていない花火のゴミの出し方って知らないぞ。
というわけで、ココでブログ記事を書く作業を一旦ストップして図書館で花火関連の本を調べたが未使用花火の処分方法について情報が一切なかった。ネット上で検索してみるとありはするが、真偽の程が定かではない。
それならば区役所・役場の環境課に問い合わせてみたところ、「未使用花火の捨て方ですか?うーん・・・使用してから処分して欲しいのですが・・・」と言葉に詰まっていた。
※各自、居住する地域の自治体で確認してくれ。
どうしよう、、、そうだ!花火の専門家に聞いてみればいいじゃないか!ということで、電話したのが
公益社団法人 日本煙火協会
https://www.hanabi-jpa.jp/omocha/safe.html
花火専門店に電話しようかと思ったんだが、日本煙火協会のほうが手っ取り早いと判断した。
と言いつつも、ちょっと大げさすぎないかな(汗)?とビビりながらも電話してみた。
「あの~すいません花火のことで個人的に聞きたいことがあって電話しました。」
受付の女性「団体ではなく個人様ですね、お名前は?」
「え?な、名前ですか?あの、ほんとにちょっとしたことなんですけれど(※心の中で:名前を言う必要あるの?)」
受付の女性「お名前は教えていただけない、、、かしこまりました。では担当の者へおつなぎ致します。」
ふぅ~(^_^;)、何も悪いことしてないのに緊張するなあ(笑)。そっけない対応だったけど個人で電話がくることがあまりないのだろうか、とりあえず花火に詳しい人に相談するのが目的だからな。
次に電話に出てきたのは貫禄ある声の紳士。お?もしかしてセキュリティ部門?電話口で追い返されるのだろうか!?
花火に詳しい紳士「お電話代わりました。どのようなご用件でしょうか」
「あのですね、家の中にあった花火を使おうとしたんですけど10年以上前に買った古い花火なんですね。梅雨の時期に湿気で湿り、その後に乾いてを何度も繰り返していて使うのが怖いんです。それで捨てようかと思ったんですけど、未使用花火の捨て方、つまりゴミの出し方がわからないんです。何かうまい方法がないか教えてもらえないかと電話したのです。」
花火に詳しい紳士「あーそういうことなんですね!ハイハイ、ええとですね・・・」
名前を名乗らないから怪しい電話だと思われていたようで(なんとなく相手の口調、雰囲気で感じた)内容を知ったことで安心した風な口調に変わった。いやいや、安心したのはコッチのほうなんだが(笑)。ちなみに紳士が花火師など職人なのかは尋ねていないので不明。
花火に詳しい紳士「ちなみに花火というのは一般的な家庭用の花火、手に持って使用する小さいものですよね?ええ、線香花火などの。でしたら、バケツに一杯の水を溜めてください。その中に花火を沈めて水に浸してください。それで一日置いてください。それでもう花火は使えなくなります。そうしたら可燃物のゴミとして処分してください。」
「へえ~そんな方法で処理するのですね、ありがとうございました!」
早速やってみることにした。
バケツに水を入れて花火を沈め浸す。
※通常、バケツ一杯の水というと縦に長いものをイメージするだろうが、自分もそのバケツを使いたかったのだが、白い靴の漂白で使われていたー!!
このまま丸一日、水に濡らして置いて使用不可能な状態にする。
約24時間後、水が花火の紙から滲み出たインク?で濁っている。
水を捨て花火を袋に移し可燃ごみとして処分した。
※ゴミの出し方は地域によって異なるので居住する地域の各自治体・担当へ確認して欲しい。また、今回紹介したのは小さい家庭用花火の未使用花火の処分方法である。
ちなみに、花火で事故がおきた時、その花火は保存しておくことが大事なんだとか↓
おもちゃ花火で事故がおきたときは?
万一事故が起きた場合は、花火を購入した店、又は、(公社)日本煙火協会、(公社)日本煙火協会検査所までご連絡ください。なお、事故の原因となった花火は必ず保存しておいてください。当協会で定めている安全基準に適合していると認められたおもちゃ花火が、万一それ自体の欠陥で消費者に災害を与えた場合、製造・輸入者が賠償します。((公社)日本煙火協会はPL保険に加入)ただし使い方が悪く、本人の過失・不注意による場合は賠償されません。
https://www.hanabi-jpa.jp/omocha/safe.html
古い花火の使用が原因で起きた事故はどのような判断がされるのか難しいので、不安なら処分して新しい花火を購入して使ったほうがいいと思うよ。