※画像多めの記事である。
本部町の港に立っている。
小学校以来、何十年ぶりに伊江島を訪れるため。ただし日帰りだが。
これまで一度だけ訪れたことがある伊江島。当時は小学生五年、六年生だったか。修学旅行?宿泊学習?何で行ったのか、ハッキリとは覚えていない(汗)。そんなハッキリとは覚えていない中で、3つだけハッキリと覚えいていることがある。
1つ目は生まれて初めの船旅。
2つ目は初体験の登山。
3つ目は伊江島旅行のお土産を渡された家族の微妙な表情だ。あの顔が一番ハッキリと覚えている。
伊江島タッチューを登り、下りた後の(←メインなはずなのにザックリ)テントが張られた売店でお土産にキーホルダーを10個ぐらい買った。他の友人たちはピーナツ黒糖だっけ?食べ物なんかも買ってたけど、自分が買ったのはキーホルダーだけだった(笑)。
帰宅後、「はい、おみやげ!」とキーホルダーを手渡した時の家族の苦笑いが一番ハッキリと覚えてる。あの時の顔よ・・・。
自分の伊江島の思い出は、上の3つ以外の記憶はほぼ、ない。メインイベントだったであろう伊江島タッチュー登山も全く覚えてない。疲れた記憶もない。そりゃそうだ、毎日走り回って遊んでた小学生だったのだから体力はあり余ってた。
だから、伊江島の人たちには申し訳ないが自分にとって伊江島は
”キーホルダーの島”
なのだ。
伊江島・伊江村のホームページのどこにもキーホルダーについての記述はないが、沖縄本島に一人だけ、伊江島がキーホルダーメインの島と覚えている男がいたのだ。
今回の旅は、そんな自分に刻まれた”キーホルダー島”の記憶を(修正しての)上書きすることがメインである。
※実際は違う。メインはプライベートの用事(笑)。
先日のグリーンフィールドと似たリベンジ要素が詰まった日帰り旅行なのだ。
伊江島フェリーにクルマ・自動車を載せるなら事前予約と早めの受付(出港30分前)を心がけよう!
伊江島行きのフェリーに切符売り場。
伊江島行きの船”いえしまフェリー”に車両を積み込む場合、事前の予約が必須である。
※”伊江島フェリー 予約”で検索
ゆり祭りなどイベント行事を目当てにするなら数週間前の予約を入れておくことをオススメする。でないと空きがなくなりキャンセル待ちになってしまう。
また、当然だが帰る際のフェリーにも載せなければいけないので同時に帰りの予約も取っておこう。
当日、車両を載せる場合は出港の30分前に受付で手続きを済ませよう。
※車検証を提示する必要があるので事前に準備しておこう。
手続きが完了したらクルマを指定された番号の駐車場へ移動して港員の指示(誘導)を待つ。
手続きを終えて出港まで時間があったのでちょいと散策。港内の掲示板。手書きのチラシ、乗船時の注意事項、色々あって楽しい。指名手配犯は顔写真より特徴を掴んだ似顔絵のほうが発見されやすいんじゃない?
伊江島イメージキャラクター「タッちゅん」のズボンはピーナッツ、帽子は伊江島タッチュー、花はゆり?フェリーもあるし、鳥の種類はなんだろうな。
出発時間が迫ってきたのでクルマに乗り込んで指定場所へ移動し、乗船の合図を待つ。車両の乗船は乗客が乗り終えてから。
乗客、車両の乗船が済んだら次は大型観光バス、各種荷物が運ばれる。
船酔いが不安だったのでクルマの中で待機してしようかと思ったけど、エンジン音が響き、予想外の暑さで蒸し焼きになりそう(笑)。クルマのエンジンをかけてエアコンをつけてもいいか船員に聞こうと(排気ガスとか心配で)探しながら上の客室フロアに行ってみると涼しいー。
なんか学生時代の遠足へ向かう雰囲気で溢れかえった船内。座席はほぼ全て埋まり、おもいおもいに寛いでいた。
※膝や腰が痛くてどうしても座りたい場合は早めの乗船が必須!
それにしても前回乗ったフェリーはこんなキレイだったかなあ・・・と思い出そうとしたけど浮かんでくるのは引きつった顔の家族だけで無理だった(笑)。
外に出てみると、海風・潮風が気持ち良い~!
歩きながらパシャパシャ写真を撮ってたら外国人観光客にカメラ撮影を依頼された。英語でハイチーズはどう言うのか?と焦りながらも「OK?OK?・・・ハイチーズ」結局はハイチーズって言ってしまった(笑)。っていっても相手は中国語?喋ってたけど(笑)。
パシャパシャ撮ってたら伊江島に到着する前に、いや船が出港する前にカメラの撮影限度に達しそうで抑えそうだと心配になったところでさあ出港の時間だ!
瀬底大橋の下を通って伊江島へレッツゴー!
海面からトビウオが飛んでいく姿が見えると乗客の歓声が上がる!その様子は残念ながら撮れなかった(汗)。なので、再び船内をウロウロ散策!
船内の売店には軽食・お菓子スナックもあれば伊江島土産もあり買おうか迷ったけどまだ旅は始まったばかり。我慢だ。
やはり船の先頭が一番人気(笑)。で、自分と同じように船内を散策する人、多数(笑)。考えれば30分の船旅だから船酔いはそれほど心配しなくても大丈夫か。
轟音を立てる両エンジンの間のテーブル・ベンチでくつろぐ人々。イヤホンつけて音楽聴いてる人もいたけどかき消されない?
徐々に近付いてくる伊江島タッチューにワクワク・ドキドキ。
船の中を散策してたらあっという間に30分が経って到着ー!30分ずーっと歩き回ってたら少し疲れた(汗)。
フェリーを降りて数十年ぶりに伊江島へ上陸!空は雲が多く太陽が見えないあいにくの天気?だが、結果良かった。曇であの暑さ、晴天だと日焼けもしたただろうな。
当時はなかったであろう施設(覚えてないけど)物産センターで観光客を出迎える伊江島人(いえじまんちゅ)の観光協会だろうか。メンソーレー!
良い香りがするゆりの花。プチゆり祭りだ。が、特に立ち止まって匂いを嗅いだり撮影する人は少なかった(汗)。
島内をクルマで走ると目にした伊江島和牛の像。食べたかったなー。
物産センターも撮影しながら散策してたら、船を降りた人々が一斉に向かう場所を発見。たくさんの自転車が並んでいるが、
レンタサイクルの受付・貸出所らしい。レンタカーもあるけど、自転車でも巡れるのが伊江島らしい。でも、普段から乗っていないと途中でバテるだろうな。
ママチャリかあ、スポーツタイプや電動自転車じゃないと自分は無理だな。
持ち込んだクルマで目的を果たすため島内を走らせてみる。
多くは畑だけど繋がれたヤギが草を食べていたり、牛小屋があったり、のどかな風景が続く。
なんだかんだいって結局は高い山を目指してしまう(笑)。
あれ?なんか、小学生の時に見た以来の伊江島タッチューなんだが、高さが増したように見えるのは気のせいか(笑)。
入り口では観光案内のスタッフが誘導していて、高齢者など歩行に補助が必要な人がいるなら山の麓(駐車スペース)までクルマで上がっていいと言われた。※許可を得ようね
伊江島タッチュー到着!低く見えるのかなと思ってたけど、フツーに高いね(笑)。笑っていられたのは、この時はまだ登るつもりはなかったから。
観光バスから降りた乗客はトイレに行ったり売店に入ったり、で、山へ入っていったり。
見るとね、出てきた人たちが笑顔でとても気持ちよさそうに見えたわけ。「ふ~ん、小学校の時に登った記憶、ほぼないからなあ・・・どうしようかな、キツイかな、でも降りてくる子どもでさえ平気な顔してるぞ、ウ~ン・・・」
行っちゃえー(笑)!
鬱蒼と茂る木々、あれ?伊江島タッチューってこんなだった?不安になって途中で引き返そうと思ったけど止めた。後ろには他の人がいたので戻るの恥ずかしいから(笑)
※動画は頂上手前で途切れている
頂上までの道で心配だったのが体力の他に、ハブ。
沖縄で山と言えば気になるのがハブではないだろうか。登山後に島の人に聞いてみた。
「伊江島にハブ(毒蛇)はいるのですか?」
「いるよ。でも最近はあんまり見かけないねえ。え?伊江島タッチューに?うーんどうだろうなあ・・・。あ、でもさ、ハブを捕まえて届けたらお金もらえるんだよ。死んでてもね。生きてたら高くなるねえ。」
いるんだ(笑)。しかもお金になるらしい。どこへ誰に届けるのかは聞き忘れた。ハブがいるとした山が多いだろうなと思ったんだが、ハブ注意看板は見かけなかったな。あ、あったけど登るのに必死で見落としていたのかも知れない。
階段の途中で手すりにつかまって呼吸を整える人へ「あともう少しだよ頑張ってー」と声を掛けると励みになるよ。だって、言われた本人がそう感じたんだから(笑)。
※軽い気持ちで伊江島タッチューへ登るなら、筋肉痛は覚悟しておこう。
山腹からの風景。「キレイだなー!」というよりも「頂上はまだかー?」のほうが強い。
伊江島タッチューの頂上数メートル手前の様子。みんな写真撮ってる。
みんな達成感でいっぱいの笑顔!座りやすい石には先客が。風が気持ちいいし、眺めも最高。下の売店で飲み物買って頂上で飲めばよかったなー。※ゴミは持ち帰るべし!
伊江島タッチューの頂上から撮影した写真。
頂上へ到達した感想は、
「伊江島タッチューの頂上から見下ろす景色キレイだなー!」
よりも、
「疲れたー。それにしても意外と広いよな、それに坂もあるから自転車で観光するのは自分には無理だなー、レンタルバイクかレンタカーじゃないと無理だなー」
だった(笑)。
足がパンパンでよろめく人もいた。下山は階段で転ばないように注意が必要。急な階段は降りるときのほうが注意が必要。
伊江島タッチューを登った後はドライブ再開、
トイレを探していたら偶然辿り着いた場所は湧出(わじ)石碑が立つ場所。60メートルの断崖絶壁?どれどれ、
ワーオ!絶景!喜屋武岬のようだ。
高所恐怖症にはキツイ画像?
公衆トイレの横にコンテナのお店?気になったので近寄ってみると、
meijiとかアイスのイラストとか、手書きのメニュー看板がいい味出してる。
店内で作業中?スタッフに声をかけるのが申し訳なくて外から眺めてた。
店の壁には見たことある絵が。
と、しまった!船の時間が迫っているー!!!クルマを載せるから早めに手続きしないと、なんと、まだゆり祭りへ行く前だったのだ!
リリーフィールド公園はどこだ!どこなんだ!スマホのGoogleMapへ目的地を打ち込んで探す!
※それにしてもグーグルマップの精度、道案内のタイミング凄かった。道案内のタイミングズレもなくびっくりした。カーナビ要らんやん!伊江島を網羅してるGoogle、半端ねえな!
急げ急げ船が出るぞー!と駆け足でゆり祭り会場へ(笑)!色とりどりの花、香り、そして特設ステージでは民謡演奏が流れ、GW(ゴールデンウィーク)中のメインイベントであるはずなのに終始、駆け足(笑)!
いいか、メインイベントは後回しにせず一番最初に行ったほうがいい(笑)!キーホルダーの島リベンジ!だったがゆり祭りでミスってしまったーと撮影する暇もないほど駆け足で巡ったなんとも慌ただしい一日だった。(笑)
で、急いで伊江島港ターミナルへ戻る(笑)
時間を気にしながら急いでお土産を買う。
試食用の袋に客が群がって食べていたチップス。塩・スパイシー・黒糖&シナモンの3種類の味があり、個人的にオススメは黒糖シナモン。癖になる美味しさ。ぜひお土産用と自分用に買って欲しい(笑)。
その他にも色々なお土産があった。買い物は帰る間際だと船の時間が気になって集中できないから到着直後、またはお昼時間にゆっくりと選ぶのがオススメ。
イエソーダも人気だった。
- 黒糖ソーダ
- ホワイトソーダ
- ドラゴンフルーツソーダ
- シークアーサーソーダ
※各220円(税込み)
フェリーのゴミ箱はイエソーダでいっぱい。
帰りの船も座席椅子は早いものがち。ゆっくり乗っても座りたいなら折りたたみ椅子を用意してきてもいいかもしれない。
観光キャンセルの原因となった麻疹。流行するという沖縄には痛い事態に。
船内の売店でお菓子でも買おうかな、と思った時だった。
「!?」
沖縄そばの文字を発見(笑)!七味唐辛子もあるし!
まだ船は港を出ていないから伊江島そば、として食べておくことにしよう。150円とお手頃価格なのも嬉しい。
乗客の邪魔にならない場所を確保して
”いえしまフェリー沖縄そば”、いただきます!
味は、普通の上等の沖縄そばなんだが、
海の上、船の上で潮風にあたりながら食べると美味しさ倍増だ(笑)!
さようなら伊江島、また来るからな!あ、行くからな!
行きとは違って帰りはみんな旅の思い出に浸って?少し静か(笑)。
本部港に到着したら、あとは交通事故に気を付けて帰るのだ。
運良く他のクルマの事故も見かけなかった安全運転の旅でもあった。
伊江島旅行のお土産が入った袋。※これは自分用で袋は他にもある(笑)
紅芋チップス、ピーナツ黒糖、殻付き落花生、パイン糖、黒糖、その他色々。ケックン、もっと買っとけばよかったと後悔。みんなはもっと買うように。
一色、一本足りないけど緑色のシークアーサーソーダ味は船で飲んだから。
黒糖イエソーダ、これもフツーに美味しい!コーラっぽい。
と、駆け足で巡った伊江島の日帰り旅行なんだが、正直、日帰りではモッタイナイ。船の時間を気にしながら早足、駆け足でせっかく時間がゆったり流れる雰囲気なのに忙しいったらありゃしない(笑)。今回は日帰りしなければいけなかったんだが、これから行くつもりなら最低一泊、いや二泊ほど余裕をもって、ゆったりと巡るのがいい。
▼伊江港から徒歩10分。目の前には東シナ海の宿▼
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▼一棟貸切宿。一日一組限定でプライベートを満喫できる宿▼
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▼海まで歩いて30秒!ダイビング&ステイはもちろん。青い海・白い砂辺が目の前の宿▼
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あと、伊江島でクワンソウも食べた。
この呼名は沖縄特有で和名をアキノワスレグサというそう。昔の沖縄の人達は眠れないときに食べていたそうだが、自分は初めて食べた。食べた感想は、艶やかな野菜。味と触感はホウレン草に近いと思う。
オススメはもずくと一緒にお酒のツマミにすると気持ちよく眠れる(笑)
次回の離島旅行は日帰りで駆け足じゃなく、のんびり巡れるようにしようっと。