「ひゃー!すごい台風だったね!」
沖縄本島へは直撃しなかったけれど、猛烈な雨と風でバナナの木が倒れたり、せっかく伸びてきた果樹の苗木がへし折られたり、いくつかの影響はあった台風だった。
台風が過ぎ去った翌日からは、恒例の(!?)給油所・ガソリンスタンドの洗車機にクルマの行列ができているね。潮水をかぶった自家用車を洗ってキレイサッパリさせたいのは分かるけど、1時間近くも待つドライバーさん、すごい(笑)。
で、自分はというと、風も落ち着いたタイミングで海へ行ってみることにした。
目的は、
大蛇探し!?
ではなく、台風で打ち上げられた漂着物を物色してみようかな、と。
小学生時代、台風が去った後は家族で浜辺に散歩へ行った。
やーぐまい(※方言で家にこもる)で溜まったストレス発散にもなっていた。
大きな魚が打ち上げられていたり、ウミヘビ?イラブー?(ウツボじゃなかったのは覚えてる)が生きたまま砂浜に上がっていることがあって、枝木を拾ってツンツン、ツンツンすると噛み付いてきた。あとは、青紫色のクラゲや、ヒトデも見たことがある。
あれから数十年ぶりの、台風通過後のビーチコーミング※だ(笑)。
※海岸などに打ち上げられた漂着物を収集の対象にしたり観察したりする行為のこと。
大人になった今は、生き物よりも外国から手書きの手紙が入ったボトル、またはお金の入った細財布が打ち上げられていないかなあ・・・なんて淡い期待を胸にレッツゴー(笑)!
台風の猛烈な暴風で海辺・砂浜には一体なにが打ち上げられているのか?※沖縄県本島南部のビーチ
歩道には強風で落ちた木の葉が産卵して埋め尽くしていた。
側溝には落ち葉や枯れ葉、木の枝が詰まって排水機能を失っていた。
で、その中でキレイに履かれた場所があったので見てみると、
誰かが残していった野猫(ノネコ)への食料。
餌上げるなら連れて帰って飼えばいいのにって思う人もいるだろうね。
そうそう、海だったね(笑)
まだ波が荒い海へ到着。さすがに台風直後の海、サーフィンする人も、釣り人もいない。
浅い潮溜まりは強風で砂が吹き飛ばされて底が見えていた。
さてさて打ち上げられたものはないか砂浜を歩いてみると、あれれ?
予想していたよりもなにも落ちていない白い砂浜。
ビーチグラスぐらいしか発見できないぞ。
拍子抜け?肩透かしを食ったような気分で歩き続けていると、
お!?なんだ?黒い物体があるぞ!
ダーッシュッε≡≡ヘ( ´Д`)ノ!
って、かたっぽだけの島ぞうり(笑)!
このまま帰るのも悔しいので歩き続ける。
流木やよく分からない植物のタネだったり、
ウニの死骸だったり、
正体不明、謎の物体だったり、
エボシガイが付着した電球だったり、
あとは台風関係なくありそうなゴミだったり、
ハブが怖くて踏み込めない草木が生い茂った場所は未捜索で、
捨てられるゴミの定番、空き缶、
なぜか浜辺に打ち上がったバナナの木だったり、
異臭を放つ息絶えたナマコ?
なんだ、子供の頃のワクワクドキドキした感動が一切ない(笑)
今回一番の収穫というか発見は、
手のひらサイズのムラサキオカヤドカリ!
岩の向こう側に茂るアダンの実がなる林の中には、もっと大きな個体がいるんだろうけど、きっとハブもいるだろうから怖くて近づけない(笑)。
ってことで子供の頃にワクワクドキドキした台風通過後のビーチ散策、特に何もなく終えた(笑)。