沖縄県南風原町にある古民家食堂(こみやしょくどう)で、まぜそば・沖縄そばを食べた。
このお店、今まで何度も通っている道の通り沿いにあったんだけど、気づかずに素通りしてた(笑)。もっと目立つ看板を立てればいいのに、と思ったけど食後は考えが変わった。そんな宣伝の仕方は建物に失礼かもな、って。
沖縄自動車道・南風原北から出て、イオン南風原店や映画館サザンプレックスから首里への近道・早道として有名、だよね。
特に開邦中学校・高校への通学路の抜け道として利用している親御さんも多いと思う。
その途中に、このような趣ある建物があったなんて、知らなかった。
古民家食堂ホームページによると、平成18年8月16日(大安)にオープンしたそうなんだけど、10年近くも知らずに素通りしてたなんて、、、(自称)沖縄そばジョーグーとして恥ずかしい。
南風原町字大名の古民家食の外観写真。なんと、築130年の日本家屋!
その建物なんだが、風格ある外観で、自分以外の客もカメラ取り出してパシャパシャ撮影していたんだけど、それもそのはず、新潟から移築した築130年の日本家屋なんだとか!
ふええええ、シロアリとか大丈夫なんだろうか、と沖縄人(ウチナンチュ)らしい余計な心配をしてしまう・・・(汗)。
時代物ドラマとかテレビに出てきそうな雰囲気の店舗外観にみとれ、思わず周囲を歩きながら眺めて店に入るまで4,5分かかった。
オープンテラスで食事する人もいて天気が良い日は景色を眺めながら沖縄そばってのもいいかもしれない。
駐車場は10台前後は停められそうなスペースだった。
※(抜け道のため)交通量が多く、出入りは最徐行で左右確認してください。
駐車スペースからの見晴らしの良い景色。サザンヒルで映画を観た帰りなんかに寄るといいかも。
では、中へ入るとする。
新潟の築130年の古民家が沖縄で甦った!?
玄関・入り口の脇には、唐風窯(とうふうがま)の展示即売コーナーが設けられていた。
棚の中に並んだ陶器の数々、それら店内の唐風窯(とうふうがま)は陶芸サークル清ら土の会が制作したものなんだとか。
実は、高校の同級生に沖展賞を受賞した陶芸家がいるんだけど、どんなに教えてもらっても自分はサッパリ分からん。この値段が高いのか安いのか、そもそも価値が分からない。
逆光でうまく撮れなかった(汗)。食事中のお客さんがいるので立ち止まらず歩きながらの撮影で設定を調整できなかったー
客層は子どもから大人まで、観光客もいれば地元の人もいる。その理由は中へ入れば分かる、初めて訪れたのに落ち着く店内だ。
店内の至るところに目を引くアンティーク品?骨董品?インテリア雑貨などが飾られていて料理が到着するまでの間も暇しない(笑)。
多分、移築前の新潟から持ってきたものや、沖縄で集めたものが混ざっているんじゃないだろうか。和洋折衷というか、和米折衷の世界観が広がる。和が圧倒的に多いけど。
とにかく日本家屋特有の高い天井が圧迫感がなくて開放感を感じさせてくれて気持ちいい!
開運!なんでも鑑定団で見てもらったらどんな値付けされるんだろう、と考える人もいるであろう?店内の珍しいインテリア・アンティーク品に見とれてしまう。
座敷席もある店内は掘りごたつ席もあって、その部屋の壁を撮影。
だれにも知れずにお金がふえる!?
なんじゃこの剥がれかけたステッカー?シールは!イカ?イカが墨を吐いた吹き出しの中には旧漢字?ぐあああ剥がされた箇所が気になる(笑)!!!!
小さいから気付かない人もいるかもしれないけど、店内の壁には、よくみると新聞?雑誌?の切り抜きが貼られていて、それ自体も貴重なものかもしれない。
恐らく新潟時代に貼られたもの?なのか、人によっては料理の味より興味をソソられるのかもしれない!?
メニュー表自体も凝った作りになっていて店主のこだわりが伺える。
沖縄そば以外の料理メニューも豊富なのが分かる一覧表の写真を見てくれ、おっと空腹時に見るのは危険かもしれないが。
沖縄そば麺は、国産・九州産の小麦粉「筑紫のしずく」・「ミナミノカオリ」を100%使用!沖縄県産ではないけれど、日本産の小麦ということで地産地消だよね。
壁に貼られていた約A3サイズのポスターを撮影。
沖縄そば以外のメニューも、といっても見てるのはデザートなんだが(笑)、季節を先取りして黒糖きな粉ぜんざい、いやいや、まだ朝晩は肌寒いからホットぜんざいでも、でもなあ大学芋も捨てがたい、と考えていたら沖縄そばが到着した!
古民家まぜそば、沖縄そば、どれもシンプルだが麺の味がしっかりとして納得の美味しさ!
食後のデザートに備えてセットではなく単品を注文した(笑)。でも結局は食べなかったけど。
自家製のラー油をかけ、トロトロの半熟玉子、他の具材を混ぜる!
辛いのが苦手なので山椒はパスした。
美味え!ラー油の辛味と具材が国産の沖縄そば麺にほどよく絡んで絶品の旨味が口の中で広がる!
三枚肉とかまぼこが乗ったシンプルな沖縄そばも美味だった!
プルプル柔らかい三枚肉が口の中で弾けて溶けていく!
店舗の名刺も和紙?が使われているのか風合いが建物にソックリ。
名刺裏には店舗アクセスマップ・地図が載っている。
そうそう、以前に紹介した南風原町の沖縄そば・料理「ちらー小 (ちらーぐゎー)」は家族連れ老若男女問わず大盛況だった!の近くなんだけど、ライバルだから地図にはない。
手作りオードブルの注文も受けつているようで、他にも多彩な料理が満載な古民家食堂、詳しくは店舗ホームページをチェックしてみて欲しい。
もし、店舗前の通路を利用していて知らなかった人がいれば、ぜひ一度足を運んで食べてみるといいよ、素直に美味しい沖縄そばだったから。
ん???店舗ブログを発見したんだが、オーナーは建築家なのか?なるほど、じゃないと古民家の維持管理なんてやりながらなんて難しいだろうね。
古民家ブログ https://www.kawamitsukenso.com/blog/category/kominka
※2017年4月時点の情報
店名 | 古民家食堂(こみやしょくどう) |
電話 | 098-888-3928 |
住所 | 沖縄県島尻郡南風原町字大名260-1 |
営業時間 |
午前11時~午後10時(※午後9時30分ラストオーダー) |
定休日 | 毎月第4月曜日 |
駐車場 | 有り |
ホームページ | https://komiya-shokudo.com/ |
※注意:臨時休業・移転・閉店等の理由で店が休みの場合があります。必ず事前に確かめて来店して下さい。行ったけど休みだった等、仮に損失が出たとしても当ブログで責任は負えません。