沖縄では、暖かくなる時期に公園で遊ぶ場合、毒蛇ハブに警戒する必要があり、子どもを連れた親たちは本当に大変だと気の毒に思う。
不審者のイタズラ、連れ去りに加えて蛇にも注意が必要だなんて、体力的にも精神的にもヘトヘトに疲れるだろう。
観光旅行で沖縄を訪れた際はぜひ公園まで足を運んで、このような沖縄あるある看板を探してみて欲しい。
「ハブにご用心!」
※実際のハブは上のイラストのように可愛らしい生き物ではない。
へ?これが沖縄県民に恐れられる毒蛇ハブ?カワイイな(笑)
この可愛すぎるハブ注意喚起看板には多くの賛否両論が、、、全く起きていない(笑)。みんな知ってるもんね、ハブ怖ええよって。
ただどうせなら、実際の毒々しい実物の写真を乗せないと、ハブはカワイイと勘違いした子どもたちは捕まえてしまわないだろうか!?と心配してしまうぞ。
ハブ皮のアクセサリー、ハブ酒などウチナンチュほど身近に感じて舐めている人もいるかもしれないけれど、ハブに咬まれ命を落とした死亡事故も起きているので絶対に注意を怠ってはいけない。
自分が小学生の頃はクワガタを捕まえるために上の写真のような場所へも半袖半ズボンで平気て突入していたが、大人になった今考えてみると空恐ろしい(汗)。今じゃハブ注意看板がある場所では、必ず長い棒きれでガサガサと叩き、臆病なハブを逃がすようにしている。
特に、頭上も念入りに枝木を叩くんだけど、地面以外に木の上にいることもあるから注意が必要なのだ。
先日もそんな風に周囲に警戒しながら公園を散策していた。
その目的とは、下の写真の物体を拾うこと。
比較対象の物体を置いていないので大きさは分からないだろうけれど、長さ約30センチほどの鳳凰木(ホウオウボク)の枯れた実である。その中の種子・タネを集めるために拾うのだ。
空を見上げてみると、花が咲き終わった鳳凰木(ホウオウボク)の木々にぶら下がる大きな枯れた実が風に揺れていた。
道路のアスファルトに落ちて割れて中の種子・タネが周囲に飛び散るんだけど、もし歩行者の頭に直撃したら痛いだろうね(笑)。
画像だから伝わらないけれど、手に持ってみると想像以上に肉厚でズッシリと重く、これが割れる前のタネが入った状態でヒトの頭に落ちてきたら、運が悪ければチーゴーゴー(出血)するかもしれない。
投げて人に当たると怪我するんじゃないかと心配してしまうほど枯れた実は非常に硬く、いや絶対に怪我するだろう、というか人に向けて投げんな!と怒られる。
まだ、まだね、皮が木の枝にぶら下がった状態で割れて中のタネだけが落ちるならいいけれど、大きな実ごと落ちてくるから危険(笑)。
アスファルトの上に落ちた実は衝撃で割れて中のタネが飛び散っていて、落ち葉や枯れ木の下に隠れているんだけど、その中にはムカデとか毛虫とか刺したり咬んだりする害虫まで隠れひそんでいるので怖い。
だからまだ割れていない実を、中にタネが入った状態の実を探すんだけど、アスファルトの上に落ちた実はほぼ全て割れていた。
植物が生い茂った場所に落ちた実は草木がクッションとなって?割れていないものがあるんだけどさ、
こんな看板が立てられてたら怖くて入れない(笑)。
オバケが出ます!とか幽霊、妖怪が出ます!心霊スポットです!呪われます!なら平気だけど、ハブは怖いよね、死ぬ危険性があるし。
日本経済新聞:ハブにかまれ奄美で男性死亡
2014/4/10
10日午前9時ごろ、鹿児島県瀬戸内町で同町のアルバイト、定原康成さん(51)がハブに右手の甲をかまれ、約3時間半後に死亡した。現場は奄美群島の加計呂麻島。保健所によると、奄美でのハブによる死亡事故は2004年7月以来。
県警などによると、定原さんは町から請け負った草刈りの作業中だった。かまれた後、自分で車を運転して診療所に向かい、午前10時40分ごろ血清治療を受けたが、午後0時40分ごろ死亡した。血清の投与は30分以内が望ましいとされている。
毒ヘビのハブは鹿児島県の奄美群島の一部や沖縄本島などに生息している。沖縄県では03年以降、死亡例はないという。
https://goo.gl/oSjywD
GW(ゴールデンウィーク)など連休に公園に行く際は、蚊除け・虫よけスプレー以外に蛇避けスプレーも持参したほうがいいかもしれない。
あとはやっぱり長い棒でガサガサまさぐって逃したほうがいいかもね。
日曜日の公園でオッサンが毒蛇ハブに警戒しながら植物のタネ(種子)を拾い集める姿は異様かもしれない。。。
ハブも怖いんだけど、同じぐらい気になったのがポイ捨て。来園者が投げ捨てたゴミも散乱してるから汚いし臭い。
もう悲惨なほどの荒れ放題、酷い(笑)。駐車場に停めたクルマの中で弁当を食べていたオッチャン、食べ終わった空箱を窓から放り投げていた。それから公園の水飲み場でゴロゴロゴロとうがいして足元(流し場じゃない平地)にペッ!と捨て、続けてカーッペッ!と痰も吐き捨てていた(笑)。こんな公園二度と来ねえぞ。
しかし公園管理者も管理者で、壊れた遊具は放ったらかし、雑草は伸び放題、こんな公園に誰が遊びに来るんだろうか。オッチャンみたいなゴミをポイ捨てするような人しか集まってこないぞ。
同じ公演内で場所を移動して散策していたら、ほらね、
小さい子供を連れたママさんたちが談笑していたんだけど、帰った後にはゴミが散乱(笑)。飲み食いした缶ジュースやチリ紙を放置してた(笑)。ゴミのポイ捨てがさらなるゴミを呼び寄せる、この負の連鎖は止まらない。
ひらがな「うるま」と表記されたタバコの箱が握りつぶされてポイ捨てされていた。沖縄のタバコで有名だよね、喫煙者は煙草の副流煙(けむり)だけじゃなくてポイ捨ても嫌われる大きな理由があることを自覚したほうがいいね。
そんな中でも希望の光が!?
荒れ果てた公園の片隅でも花が咲き乱れていた。名前は?種類はなんだろうか、ヒルザキツキミソウ( 昼咲き月見草)かな。
キレイだったので摘み取って持って帰った。
挿し花にすると2,3日は枯れなかった。
おっと肝心のホウオウボクなんだけど、30分ほど歩き回って割れていない実を集めることが出来た。
鳳凰木(ホウオウボク)の種子は手触りがよく、おはじき代わりに子どものオモチャになる便利なタネだ!
長さ・サイズは大きいもので50センチ以上もあったり、そしてこれが非常に硬い。武器になるレベルで硬い。持つ人によっちゃ凶器にもなる危険な実。もし不審者に襲われたらこれで追い払えそうなほどの威力を秘めていそう(笑)。
マイナスドライバーを隙間にねじ込んでバリバリ割って、ペンチを使ってメキメキ引っぺがすと、中の種子・タネを取り出せるわけで、
100個前後のタネが採れた。
見た目はフツーのタネだけど、スベスベして手触りが良く、十数個ほど手の中でジャラジャラ鳴らしながら感触と音を楽しめる(笑)。
お箸で誰が一番早く取り分けられるか競争したりゲームもできる(笑)。
公園は散歩もできるし自然の玩具・オモチャも拾えるからハブとゴミさえなければもっと利用者が増えるのにな。