メキシコ原産の外来植物という紫色の花を咲かせる植物の名前を「ヤナギバルイラソ(柳葉るいら草)」というそうです。
歩道の隅っこ、道路脇、空き地などに群生しているのを見たことがあるでしょう、ほら、こんな色の花ですよ。
よく咲いてる花だし、普通に綺麗だなと思っていた。香りは無いけれど紫色って個人的にも好きな色のひとつだし、この花のタネって園芸店・ホームセンターで売られたりしてるのだろうか、と思っていた。
観葉植物として鉢植えで育ててみたいな、雨が降らない時期でも枯れる様子はないから乾燥にも強そうだし。観察してみると朝に咲いた花が夕方には縮んでポトリとおちてしまう一日花らしい。
よく通る場所でも花を咲かせていたのでタネ(種子)とかあれば欲しいなと思っていた。すると、花の横につぼみ?みたいなものができていた。
もしかすると、この中にタネが入っているんじゃないだろうか。よし、覚えておこう。
数日後、同じ場所のヤナギバルイラソウを見てみると・・・お!?やっぱこれタネが入っているんじゃないだろうか!
柳葉るいら草の種子を蒔いたら気味悪いほど成長した!?
難点というか欠点というかヤナギバルイラソウには、それは臭い臭いカメムシが大量発生するみたいだ・・・(汗)。目についたカメムシはデコピンで弾き飛ばすから、ま、いいか。タネ・種子の採取をしてみよう。
至るところにカメムシが発生している。こいつをデコピンで弾き飛ばして目的の種子を探す。
タネ・種子が入ったヤナギバルイラソウの実。緑色からこげ茶色になると熟しているという合図なのかもしれない。
指でムギュ!と押すと、パチンッ!という音を立てて弾けて中の茶色い種が四方八方に飛び散る。そうか、こうやって勢力を拡大していくのだな。
ヤナギバルイラソウの種子は焦げ茶色で平ぺったくて小さい。一房?の中に数十個の種子が入っていた。
この種を地中には埋めずに地上にバラ撒く。すると水分を吸った種子は膨らんで芽を出す。植物の種子は好光性種子と嫌光性種子があるらしいのだがヤナギバルイラソウの種子は好光性種子なのかもしれない。
使用していない鉢に土を移して、その上に取ってきた種をパラパラっと蒔く。これを取ってきたごとに繰り返して合計で100粒ほどの種を蒔いたと思う。
あとは適当に水やりして放置。お、芽が出てきたなというチェックはしたがカメラで写真撮影などせずに再び放置。お、だいぶ伸びてきたな、と思ってもさらに放置。
試しに根本から切ってみても横から新たな茎が伸びてグングン成長するヤナギバルイラソウ、この生命力と、後に分かる繁殖力の凄さにちょっとビビった。鉢植えで観葉植物として育てたいという想いは最終的にはゼロになっていた。
種蒔きしてから数カ月後・・・。
うう(´Д`;)、なんか気持ち悪い・・・
蒔いたら蒔いた数だけ芽を出して成長するほど生命力の強いヤナギバルイラソウ、一輪の花だと慎ましやかで綺麗だけど、ここまでジャングルみたいに密集して生えると・・・正直・・・気持ち悪い(笑)。
紫色の花よりも緑色の葉の密集具合が強すぎてなんかイヤだ(笑)。これは育てるのを諦めたほうが良さそうだな・・・。