親戚のオジサンから分けてもらった果物・フルーツの果実。
受け取る時に名前を聞いたけれども、忘れしてしまった。
『食べ頃は、皮・果実自体が柔らかくなったら切って食べてご覧なさい、まあそんなに美味しいもんじゃないよ、熟した後は冷蔵庫で保管すれば数日は大丈夫だはずよ』
と言っていた。
初めて目にして食べたフルーツ果物『シロサポテ(ホワイトサポテ)』
たしか、「しろ・・・、しろなんとか」という名前だった。
まあどうでもいいか。
見た目が美味しくなさそう・・・だったから気にもせず過ごしていた。

見た目はバンシルー(グァバ)の果実が大きくなったようにも見えるシロサポテ
どう?この見た目で美味しいと分かる人はいないと思う。
食感はパッサパサで味は無味に近いんじゃないのか?
皮を剥いたら硬くてタネだらけの果肉で、色も暗くて、、、
と疑いだらけだった。

皮というか果実自体が柔らかくなると食べ頃だと教えてもらった
ほらアップにしても美味しそうには・・・
ん~、正直あまり美味しそうには見えない(汗)
なんだかグァバ(バンシルー)が巨大化した!?ようにしか見えない。
この時、果物(フルーツ)名はまったく気にしていなかった。
それから数日が経った。
手に持って触ってみると、
ブヨブヨ、
ふにゃふにゃ
した感触だった。
オジサンが言っていた通りに柔らかくなった、
ということは食べごろになったのか?
あまり期待せずに、皮を剥いて切ってみた。
アテモヤじゃないけど森のアイスクリームみたいな甘さ!

皮を剥いて白い梨のような果肉を切って冷蔵庫で冷やす
上の写真は皮を剥いて切った果物の果実。
見た目は、リンゴ?梨?のようにも見える。
実際、皿に出してみるとソックリ。
でも手に持って触ってみると感触は桃に近い。
完熟した桃のようなヌルヌルっとして滑る、それでいてちょっと柔らかい、手で触った感触は桃に近い。
でも、肝心なのは味だ。

見た目は梨・リンゴそっくりだが味は甘い梨・アイスクリームみたいで美味しい!
クンクンと嗅いでみると、匂いはそれほどしない。
マンゴーやバンシルーほど主張する香りはない。
ほんのりと甘い香りがする程度。
つまり、この時は全然この果物に味を期待していなかった。
食べようかな、どうしようかな、でも食べてみないと肝心の味は分からない・・・
パクリッ!
モグモグ(´~`)・・・
なんだこれ!?(゚Д゚ノ)ノ
甘くて美味しい!まるでアイスクリームみたいだ!

完熟を過ぎた梨、桃のような柔らかい食感の果実・果肉
初めて口にしたその果物は非常に甘くてクリーミー!
この時は冷蔵庫で冷やしていないので、生ぬるく口の中にねっとり甘みが広がりしがみついて離れない!でも美味しいっちゃ美味しい。
翌日、冷蔵庫で冷やして食べたらサッパリ感?清涼感?が加わってアイスクリームみたいに美味しかった。
この甘さ、なんていうか完熟して3,4日経った桃?梨?のような感じ。
バナナ?
そうだ、味は違うけれど甘さを表現すると、
皮に斑点ができたバナナが、もう一段階熟して最高潮に達した時の甘さ!?

完熟を過ぎた桃・梨のような外見のシロサポテの果実
冷蔵庫で冷やしたら絶対にさらに美味しくなるはず!
そうだ、果物・フルーツのアイスクリームだ!
見た目は熟れた桃にも見える?し、これは冷やして食べると美味しいはず!

完熟を過ぎた桃・梨のような外見のホワイトサポテの果肉
で、翌日の冷蔵庫で冷やした果物・フルーツをイザ・試食!ってわけ。
なんだこれ!冷やすとさらに美味しい!普通の上等が、上等の上等に美味しい!
さて、味は判明したが、次に解決しなければいけないのが名前・名称。
直感で、始めた食べた瞬間はこれアテモヤ?と思ってしまった。
”アテモヤ”とは、釈迦頭とチェリモヤを掛け合わせフロリダで品種改良された品種の果物。栽培可能な期間が12月から2月迄と釈迦頭にくらべ短く、栽培自体も難しいため高級品種として扱われる。(ウィキペディアhttps://goo.gl/J19ftt)
マンゴー以上!?に高級フルーツで”森のアイスクリーム”と言われるアテモヤの味ってこんな感じか(食べたことないけど)?まさかこれもアテモヤの一種?と思った。
アテモヤは沖縄県内でも栽培されて道の駅などで売られているけど、、、
高くて食べたことがない(笑)!
だってマンゴーよりも高いんじゃないのか?
なので、自分の中でこの幻の果物は、
・高くて買えないアテモヤに味が似てるか?
・初めて見た外観の果物、名前も知らない
という幻の組み合わせ?で、頭の中がパニクっている状況。
でもその甘味の美味しさに感激して教えてもらった名前を必死に思い出そうとしてみるも思い出せない!
それから約1週間、ず~っと名前を思い出そうともがき、Yahoo!検索で調べ続け、Google画像検索で似た写真を探し続けた。
そして、とうとう辿り着いた!(思い出した!というのが当たってるか)
この謎の果物フルーツの名前は、
”シロサポテ(ホワイトサポテ)”
だった。
やっと、やっと辿り着いた、ハアハア、42.195キロのマラソンを走ったことはないが、ゴールしたらこんな疲労感が襲ってくるんだろうな・・・。
とりあえず写真を撮っといて良かった(ブログのネタになったぞヤッタ!)。
タネ(種子)も捨てずに保管しといてよかった。

採っておいたシロサポテ(ホワイトサポテ)のタネ・種子
調べてみると沖縄県内でも趣味?程度に育てている人はいるらしい。が、市場でも見たことないので流通はされてないのかもしれない。
ウィキペディアによると、
●ミカン科の常緑高木、その果実でアメリカ大陸原産の果樹
●日本国内では沖縄・鹿児島・和歌山などで商用栽培されている品種が何種類かあるが、完熟後の果実の日持ちがしない為、流通量は少ない。
●完熟しても赤くならず緑色から薄い黄色をしている
●完熟した果実は非常に甘いが種類によっては苦味がある
ウィキペディア『ホワイトサポテ』https://goo.gl/gxQNJV
らしい。
うん、そんな希少?な果物なら見たことなくて当然、食べるのも初めてなのが理解できた。
さて、採っておいたタネ(種子)をどうしようか。

大きな鉢に植えようか直植えしようか検討中のシロサポテのタネ
この甘さ、美味しさだったらもっと人気が出てもおかしくなさそうだけど、日持ちしないとかあって流通してないらしい。(オジサンはあまり美味しくないよとも言っていたから人によって味覚も違うし)
大きな鉢を買ってきて植えてみようか、それとも知り合いの畑の一角で育ててみようか検討中。自分用に植えてみても果実ができるようになるまで何年かかるわ分からないけれど。